この記事では、「足をお運びいただき」と「ご足労」の違いを分かりやすく説明していきます。
「足をお運びいただき」とは?
足をお運びいただきは、あしをおはこびいただきと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、わざわざ向かうとか出向くといった意味に敬いを込めた、足をお運びの文字に、もらっての丁寧語であるいただきの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に足をお運びいただきは、わざわざ来てもらってという意味を表すのです。
「ご足労」とは?
ご足労は、ごそくろうと読むべき言葉となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、行くや来る、足を疲れさせるといった意味の足労の前に、敬意を込める語である、ごの文字を加える事で完成した言葉です。
以上の事からご足労は、わざわざ出向いてもらってという意味を示します。
より具体的には、こちらが足を運ぶべき所にわざわざ来て貰えて、という感謝の気持ちを込めて用いるべき言葉です。
「足をお運びいただき」と「ご足労」の違い
足をお運びいただきとご足労は、どちらも、わざわざ来てもらって、という意味を所有する言葉同士となっています。
しかも共に敬いや気遣いが込められた丁寧な言い回しが駆使されているため、ほぼ同じ意味を表現する言葉と言えるのです。
とはいえ文字表記を比較すれば直ぐに分かる様に、使用している文字の大半が違っています。
更に文字数も読み方も、全然違う言葉同士であると言えるのです。
まとめ
2つの言葉は使用している文字も読み方も、似てはいません。
そもそも文字数からして全然違うので、文字表記で混同する事はまずないです。
ですがややこしいのは指し示す意味であり、どちらも、わざわざ出向いてもらって、という同じ意味合いを所有しています。
しかも共に丁寧な言い回しが駆使され、敬意が込められているので、ほぼ同じ意味を表現する言葉の組み合わせと言えるのです。