「運勢」と「運気」の違いとは?分かりやすく解釈

「運勢」と「運気」の違いとは?違い

「運勢」「運気」はどちらも人の運に関係する言葉です。

二つの言葉はそれぞれどのような意味を持ちどんな違いで区別されるのでしょうか。

今回は、「運勢」「運気」の違いを解説します。

「運勢」とは?

「運勢」とは、「一定期間における運の流れ」を意味する言葉です。


「運勢」の使い方

合理性では測れない偶然による作用のことを「運」といいます。

運は本来ランダムなものですが占術や易学の世界では運には流れがあるとされており一定期間を観察すると一定の方向へ向かう運の流れが観測できるとされています。

方向性を持つ運の流れを指す言葉が「運勢」です。

川を流れる水のように勢いを持って一定の方向へ流れる運を指して「運勢」と表現します。


「運気」とは?

「運気」とは、「自然に現れる運の力」を意味する言葉です。

「運気」の使い方

前向きな心の働きをやる気や元気と言うように運の力のことを「運気」といいます。

運は幸運を呼び寄せる作用のことなので「運気」が強いほど良いことが起きやすくなり「運気」が悪いと悪いことが起きやすくなります。

本来は自然状態で現れる運の力を指す言葉ですが、お守りを身につけたり良い行動をしたりなどの方法であげることも可能です。

「運勢」と「運気」の違い

運の流れが「運勢」、運の大きさが「運気」という違いで区別されます。

実際に訪れる幸福は「運勢」「運気」の両方によって決まり「運勢」が良くても「運気」が悪ければ得られる幸福は小さくなります。

「運勢」が悪くても「運気」が強ければ不幸を回避できますし「運勢」「運気」が共に良好であれば大きな幸福が訪れる、というように「運勢」「運気」は人の運を考えるうえでどちらも重要な要素です。

「運勢」の例文

・『来年の運勢を占う』
・『今日の運勢は最悪だ』

「運気」の例文

・『おまじないで運気を上昇させる』
・『縁起でもない行動をとると運気が下がる』

まとめ

「運勢」「運気」はどちらも運に関係する言葉ですが表しているものは大きく異なります。

それぞれの正しい意味を理解して使い分けてください。

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