歌声の種類として「チェストボイス」と「ミックスボイス」があります。
この2つはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「チェストボイス」と「ミックスボイス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チェストボイス」とは?
「チェストボイス」とは、「胸に響かせて出す声」のことです。
歌声の中でも地声に近い種類の声を出します。
普段出している話し声に近い歌の地声を胸で響かせるイメージで発声し、大きな広がりで歌うのに向いている声です。
中音域から低音域を出すのに適しており高い音を出すのには向いていません。
「ミックスボイス」とは?
「ミックスボイス」とは、「さまざまな発声法を混ぜて使う声」を指す言葉です。
声は高さにより適した発声法が異なります。
高音には高音用の発声を、低音には低音用の発声をそれぞれ混ぜ合わせながら使い分けて生み出される歌声を「ミックスボイス」といいます。
複数の声を使い分ける発声法のため完璧に使いこなすには高い技術が必要です。
個別の発声だけでは歌った時にスムーズに繋がらず違和感が出てしまうため、歌に合わせて滑らかに切り替えつながりを不自然に感じさせないよう歌いこなせなくては「ミックスボイス」に当たりません。
「チェストボイス」と「ミックスボイス」の違い
「チェストボイス」と「ミックスボイス」の違いを、分かりやすく解説します。
胸に響かせて発声する歌声が「チェストボイス」で「チェストボイス」を含む複数の歌声を混ぜて使い分け1つの歌声として使いこなすのが「ミックスボイス」という声の出し方と使い方が2つの違いです。
「チェストボイス」は「ミックスボイス」を構成する歌声の1つにあたりますが「ミックスボイス」のみで歌唱する楽曲もあります。
「チェストボイス」の例文
・『チェストボイスを練習する』
・『チェストボイスで歌い上げる』
「ミックスボイス」の例文
・『ミックスボイスは難しい』
・『ミックスボイスを使いこなす』
まとめ
「チェストボイス」と「ミックスボイス」では声の出し方と使い方が異なります。
それぞれの特徴を理解し歌に合わせて使い分けましょう。
