「雄弁」と「訥弁」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「雄弁」と「訥弁」の違いとは?違い

この記事では、「雄弁」「訥弁」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「雄弁」とは?

自分が主張したいことをしっかりした話し方で伝えるのが「雄弁」【ゆうべん】です。

聞く人が納得するよう説得力がある話し方するという意味があり、いかに素晴らしいと感じさせるほど人の気持ちに訴えかける喋りか伝えます。

この話し方する人で多いのが政治家や講師といった者であり、相手を納得させる喋りを指すのです。

「雄弁」に話す人は威厳があり、逞しいとも感じさせます。


「訥弁」とは?

流暢ではなく、つっかえてしまうので聞きにくい話し方を「訥弁」【とつべん】といいます。

人と会話しているとき、どうも途中でどもってしまったり、舌がもつれてしまって滑らかに話せない人の話し方を指すのです。

元々は中国の老子からきている言葉で、「大弁は訥なるが若し」という意味がある「大辯若訥」という言葉を訓読みにしています。


「雄弁」と「訥弁」の違い

ここでは「雄弁」「訥弁」の違いを、分かりやすく解説します。

聞く人を説得させるほどの力ある話し方を「雄弁」といい、心に訴えるのです。

その話し方は聞く人の気持ちを揺り動かし、響くことが分かります。

しっかりした話術は内容がはっきり聞き取れて、受け入れようと思わせるほど説得力があるのです。

もう一方の「訥弁」は言葉がつっかえては滑らかに話せない人の話し方を指します。

どこか詰まってしまうので、会話する相手を苛立たせます。

「訥弁な子供」といって、普通の話し方ができないところが口下手なところが周囲と馴染めないのです。

「雄弁」の例文

・『若手の政治家ながら上段で雄弁に未来を語る姿が凛々しい』
・『前は訥弁だった彼も話術を磨き、今では流暢に話せる教師になった』

「訥弁」の例文

・『訥弁でも人を説得させるほどの知識があれば評価したい』
・『男の話し方は強い訥弁であったが、飾らないところがいい』

まとめ

話し方を指す言葉ですが、正反対の喋り方を意味しています。

どういった意味があるか学び、うまく使い分けてみるのもいい勉強方法になるでしょう。

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