「運河」と「海」はどちらも船の通り道として利用されている水域です。
この2つはどのような違いで区別されているのでしょうか今回は、「運河」と「海」の違いを解説します。
「運河」とは?
「運河」とは、「船を通すために陸地を掘って造成した人工的な水路」を指す言葉です。
「運河」の使い方
船を通すためには水域が必要で通常は自然の河川などを利用して船を通します。
この場所に船が通れば人の移動や物資輸送の効率が良くなると考えられる陸地に人工的に船の通り道を作り上げ通行可能にしたものが「運河」です。
自然の地形を利用したものからまったく水がなかった地形に水を通して船の航行を可能にしたものまでさまざまな種類があります。
高架橋のように町の上に水を通して通行を可能にした運河も存在します。
「海」とは?
「海」とは、「地球上で自然に海水をたたえている場所」を指す言葉です。
「海」の使い方
陸地ではない水域のうち水が淡水ではなく塩水の場所を指します。
地球表面の7割を占め地球上に存在する水域のほとんどが「海」です。
魚を取ったり鉱物を採掘したりなど人にとって有益な資源の産出場所として利用されるほか、土地から土地へ移動する水上交通の交通路としても利用されます。
「運河」と「海」の違い
陸地に人が人工的に作り上げた船の通り道が「運河」、自然に存在する広大な塩水の水域が「海」という違いで区別されます。
「海」を隔てる陸地に船が通れるように作った通り道が「運河」に当たります。
「海」をつなぐ通り道としては「スエズ運河」や「パナマ運河」などが有名です。
川と湖など「海」以外をつなぐ船の通り道も「運河」です。
「運河」の例文
・『貨物船が運河を通る』
・『運河の手前で船が順番を待っている』
「海」の例文
・『船が海に浮いている』
・『海に出たので速度を上げる』
まとめ
「運河」と「海」はどちらもは船が通行する水域ですが人工物であるかどうかで区別されます。
どちらも水上交通に欠かせない通り道なので違いを知っておきましょう。