この記事では、「根拠地」と「拠点」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
それでは早速、説明に入ります。
「根拠地」の意味
最初に「根拠地」(こんきょち)の意味をご説明致します。
「根拠地」の意味としては、一般的に軍隊などの大きな単位で動く部隊や組織の活動を支えるためにある場所という意味になります。
この場所では、疲れ切った兵士たちが束の間の休暇を楽しんだり、傷ついた艦隊や飛行機などの修繕、弾丸などの補充などをします。
「根拠地」の意味としては以上になります。
「根拠地」の使い方
それでは「根拠地」の使い方を取り上げてみましょう。
「根拠地」を使う時は、大きな単位で動く艦隊や部隊、組織などの活動を支援する場所の事を表現したい際に使います。
具体的な使い方を書いていきます。
「日本海軍の連合艦隊は、南方の根拠地であるトラック島へ入港し、食料の買い付けや傷ついた艦の修理などをしている」という使い方が非常にイメージがしやすいはずです。
使い方の次は例文を書いてみます。
「根拠地」を使た例文
次は「根拠地」を使った例文を書いていきます。
・『艦隊の根拠地は内地なら、呉軍港だ。南方はトラック島やシンガポールだろう』
・『根拠地で娯楽を楽しむ兵士たち』
・『根拠地で後輩に対して、山登りのイロハを教えている』
・『根拠地で食料や医薬品、衛生用品などの買い付けをすることになっている』
・『航空隊の根拠地はラバウルだ』
これらが「根拠地」を用いた例文になります。
「根拠地」の類語
この項目において「根拠地」の類語を説明していきます。
「根拠地」の類語としては、「ベース」「本拠地」(ほんきょち)や「基盤」(きばん)が類語になります。
意味としては、基礎になることや、活動することや場所という意味合いがあります。
これらが「根拠地」の類語になります。
「根拠地」の対義語
次は「根拠地」の対義語を取り上げます。
「根拠地」の対義語としては、「進軍」や「占領」が対義語になると考えました。
基本的に「根拠地」の対義語はありません。
ですが、よくよく考えますと上記が対義語になります。
理由としては、「根拠地」というのは、「根拠地を手に入れるまでの過程があった」わけです。
したがって、軍隊をベースに考えるならば、進軍して戦い、占領した場所が良港だったり、ボーキサイトなどがある場合には「根拠地」となることが多いのです。
したがって、「根拠地を手に入れるまでの過程」が対義語になると考られるのです。
後は、単純に「根拠地がない」というのは対義語になるでしょう。
「拠点」の意味
ここでは「拠点」(きょてん)の意味を解説していきます。
「拠点」の意味としては、自分や自軍の活動の基盤となって活躍してくれる場所という意味になります。
「拠点」の使い方
次の項目にて「拠点」の使い方を説明します。
「拠点」を使う場合は、上記で解説した通り、自分や組織などの活動を行う際に絶対に欠かせない場所と意味する際に使うものです。
使い方の詳細を見ていきます。
「この島は、わが軍の拠点として絶対に手放せない」という具合で使えます。
もうひとつの使い方としては、「ビジネスの拠点を海外にしたり、日本にしたり、また海外にしたりと時代やニーズに合わせて拠点を変えることも重要だ」 このような感じで使うことも出来てしまうのです。
「拠点」を使った例文
それでは「拠点」を使った例文を書きます。
・『拠点を失っては元も子もない。何としても死守せねば』
・『敵艦隊の拠点はウルシー環礁だ』
・『我が連合艦隊の拠点は、ブルネイになった』
・『ビジネスの拠点は東京だ』
・『拠点を仙台から札幌に変更した』
「拠点」を使った例文となります。
「拠点」の類語
ここの項目において「拠点」の類語を見てみます。
「拠点」の類語として挙げられるのは、「土台」(どだい)や「基地」(きち)、「基本」(きほん)などが類語になります。
意味としては、活動やビジネスの基本的な活動の場所という意味や、外せない重要な場所や基地を意味しております。
「拠点」の対義語
次は「拠点」の対義語を取り上げてみます。
「拠点」の対義語は、「拠点がない」「浮き草」などが対義語になるはずです。
意味としては、文字通り活動する場所がないという意味と、落ち着く場所がなく流れているという意味合いなどで使いますので、対義語としては分かりやすいはずです。
「根拠地」と「拠点」の違い
ここでは「根拠地」を「拠点」の違いをご説明致します。
「根拠地」というのは、軍隊などの大きな組織が部隊単位で休息などをする場所という意味があります。
もっと言うと、兵士たちの休暇や兵器の修繕、消費した物資の買い付けなどをする場所と認識してください。
「拠点」の場合は、自分や組織が活動する場所、活動の元となる場所という意味があるのです。
こうしてみると、「根拠地」の場合の単位としては、大きな組織が対象となります。
しかしながら、「拠点」の場合は、単位は関係なく使えることがよく分かるはずです。
よって、小単位や大単位でも気兼ねなく使えるのが「拠点」という言葉になるのです。
違いとしては、以上となります。
「根拠地」と「拠点」の使い方の違い
最後の項目では、「根拠地」と「拠点」の使い方の違いを取り上げていきます。
「根拠地」というのは、軍隊などの大きな組織が部隊単位の活動を助ける場所という意味になります。
「拠点」の場合は、自分や組織などの活動の元となる場所という意味があるのです。
よって使い方の方は、このようになります。
前者の場合は、「しっかりと根拠地で修理、休暇を取って、英気を養ってくれ」という具合で使えます。
また後者の方は、「やはりビッグビジネスの拠点は、日本国内ならば東京。
アメリカならばロスアンゼルスになるだろう」という感じの使い方ができるのです。
「根拠地」と「拠点」の使い方の違いについての解説の方は、以上になります。
まとめ
最後のまとめは、「根拠地」というのは、軍隊などの大きな組織が部隊単位で、修繕や補充、休息などをする場所を意味しております。
また、「拠点」の場合は、自分や組織などの活動の元となる場所という意味になるのです。