この記事では、「論告」と「諭吉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「論告(ろんこく)」とは?
「論告」には以下の意味が含まれています。
・「自己の信じるところを述べ告げること」や「意見を述べること」 ・「刑事裁判において、証拠調べ後、検察官が行う事実及び法律の適用についての意見の陳述(その際に行われる求刑を含める場合もある)」
「論告」の使い方
「論告」は名詞としてや、動詞として「論告する」というように使われています。
「諭吉(ゆきち)」とは?
「諭吉」は人名などに用いられています。
「諭吉」の名を持つ有名な人物としては慶応義塾大学を創立し、1万円札の肖像としてもお馴染みの「福澤諭吉(ふくざわゆきち)」がいます。
「諭吉」の使い方
「諭吉」は人名として使われています。
「論告」と「諭吉」の違い
「論告」は「意見を述べること」などの意味を含める言葉になります。
対して、「諭吉」は「福澤諭吉」などの人名であり、意味を持った言葉ではありません。
一見すると字面がソックリなので、間違えないように注意しましょう。
「論告」の例文
・『周囲に疑いの目を向けられる中、彼は自らの潔白を論告した』
・『論告によると、容疑者は故意に事件を起こした可能性が高いということが述べられていた』
「諭吉」の例文
・『福澤諭吉の著作には学問のすすめや西洋事情などがある』
・『1万円札の肖像画は福澤諭吉から渋沢栄一へと変更される』
まとめ
・「論告」は「自己の信じるところを述べ告げること」や「意見を述べること」、「刑事裁判において、証拠調べ後、検察官が行う事実及び法律の適用についての意見の陳述」という意味を表す言葉です。
・「諭吉」は歴史上の人物である「福澤諭吉」をはじめ、人名などに用いられています。
・「論告」は意味を持つ言葉ですが、「諭吉」は人名であり、意味を持つ言葉ではありません。