「未了」と「未済」の違いとは?分かりやすく解釈

「未了」と「未済」の違いとは?違い

この記事では、「未了」「未済」の違いを分かりやすく説明していきます。

「未了」とは?

未了とは、みりょうと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、今まで~ないといった否定する意味の未の漢字に、決着がつくや終わりになるといった意味がある了の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ未了は、まだ終わらない事を表すのです。


「未了」の言葉の使い方

未了は、まだ終了しないといった意味に使われる言葉となっています。

具体的なこの言葉の使われ方としては、調査未了や審議未了といった表現を見掛ける事が可能です。


「未済」とは?

未済は、みさいと読むべき言葉となっています。

文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、まだ~しないといった意味を持つ未の漢字に、すますとか仕上げる等の意味を有する済の漢字を付け加える事で完成した言葉です。

以上の事から未済は、事がまだ済んでいないといった意味を示します。

「未済」の言葉の使い方

未済は、特に返済が済んでしないという意味で用いられる言葉です。

例えば、未済の借金といった言葉で、まだ返済していない借金を表現したりします。

「未了」と「未済」の違い

未了と未済の漢字表記を見比べれば、直ぐに2文字目に了と済という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。

所が最初の漢字はどちらも同じ未であり、持つ意味合いにも似ている部分が見られる点がややこしかったりします。

とはいえ意味合いのニュアンスには違いがあり、未了の方は、まだ終わらないという意味を表すのです。

一方の未済の方は、事が済んでいないという意味を示します。

まとめ

2つの言葉には、最初に未という漢字が使われていますが、2文字目の漢字には、明確な違いがあるのです。

そして違いがある事で、示す意味にも相違点を見出す事が出来ます。

ちなみに未了は、まだ終わらないという意味の言葉として使われているのです。

対する未済は、まだ返済が済んでいないという意味に用いられる言葉となっています。

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