この記事では、「方針」と「目標」の違いを分かりやすく説明していきます。
「方針」とは?
「方針」は「ほうしん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「方位を示す磁石の針」という意味で、方位磁針の略です。
2つ目は「ものごとや計画を実行する際に、めざすおおよその方向」という意味で、どの様な結果に向かいたいのかという意思のことです。
「方針」の言葉の使い方
「方針」は名詞として「方針を決める」「方針に従う」「教育方針」などと使われます。
「方」は「かた」とも読み「起点から上下左右などに向かう直線の向き」「ある結果に向いたやり方」という意味、「針」は「はり」とも読み「ぬいばり」から転じて「目盛りや方向を示すはり」「方向性を示すもの」という意味、「方針」で「ある結果への方向性を示すもの」になります。
「目標」とは?
「目標」は「もくひょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある地点に行きつく様に目印とするもの」という意味で、向かいたい地点から外れない様にするもののことです。
2つ目は「射撃や攻撃などの対象となるもの」という意味で、銃弾を打つ時の的となるものです。
3つ目は「行動する際に、実現や達成を表す基準」という意味で、活動するにあたり最初に設定する基準となる数値のことです。
「目標」の言葉の使い方
「目標」は名詞として「目標を設定する・した」「目標を達成する」「月間目標」などと使われます。
「目」は「め」とも読み「目で見る」から転じて「ある地点へのめじるしとするもの」という意味、「標」は「目じるし」「目あて」という意味、「目標」で「行きつく目当てとするもの」になります。
「方針」と「目標」の違い
「方針」は「ある結果への方向性を示すもの」です。
「目標」は「行きつく目当てとするもの」です。
「方針」の例文
「方針」の例文は以下の通りです。
・『会社の経営方針を定める』
・『店舗の営業方針を誤り赤字に陥る』
・『これは我が家の教育方針だ』
「目標」の例文
「目標」の例文は以下の通りです。
・『あの建物を目標に歩こう』
・『今月の売上目標を達成する』
・『当面の目標は3勝以上することだ』
まとめ
今回は「方針」と「目標」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。