「応用」と「活用」の違いとは?分かりやすく解釈

「応用」と「活用」の違いとは?違い

この記事では、「応用」「活用」の違いを分かりやすく説明していきます。

「応用」とは?

「応用」とは知識や道具や技術などを本来の用途とは違った使い方や、状況に合わせて多少変化させた上で役立てることです。

道具や技術などはなんらかの用途のために生まれた物がほとんどですが、その用途以外にも使い道があるものは少なくありません。

たとえば中華料理には美味しく調理するための様々な技術がありますが、それらの技術は中華料理を美味しくするだけでなく、素材と技術の組み合わせを考えれば和食やフランス料理をつくる際にも役立つでしょう。

このように本来の用途とは違うけれど技術や知識や道具の特性を活かして他の用途に使うことが「応用」です。


「活用」とは?

「活用」とは物や人などの能力を十分に活かして利用することです。

特になんらかの用途のために作られた道具や技術などを、その本来の用途のために利用して役目通り働かせることを指します。

ただしそういった本来の用途がない人や物の能力を活かして使うことも「活用」の内です。

そのため柔軟な対応が必要な仕事に「応用」する能力が高い人をあてがうのも人材の「活用」と言えます。


「応用」と「活用」の違い

「応用」「活用」の違いを、分かりやすく解説します。

物や知識などを本来の用途とは違った使い方や状況に合わせて変化させて使うことが「応用」で、物や人などの能力を十分に活かして使うことが「活用」です。

「応用」は物や技術や知識につかうことはありますが人に対して使う言葉ではありません。

また「応用」は本来想定されていた使い方をそのまま使うのではなく捻って使う使われ方を指しますが、「活用」は捻った使われ方でも本来の使い方そのままでも使われます。

まとめ

道具や技術を場面や状況に合わせて工夫して使う「応用」は、柔軟に能力を活かして使うという点で「活用」と似てはいますが、「活用」は状況に合わせて使うかどうかは考慮しないのでやはり違う言葉です。

混同しやすい言葉であることには違いないので、それぞれの意味をしっかりと区別して覚えることが必要になります。

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