「分冊版」と「単行本」の違いとは?分かりやすく解釈

「分冊版」と「単行本」の違いとは?違い

「分冊版」「単行本」はどちらも本の種類を表す言葉です。

それぞれどんな本のことでどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「分冊版」「単行本」の違いを解説します。

「分冊版」とは?

「分冊版」とは、「本の内容をいくつかに分割した本」を意味する言葉です。


「分冊版」の使い方

すでに1冊にまとめられた本をいくつかに分けてそれぞれ本にすることを「分冊」といいます。

内容がまるまる収録された元のバージョンではなく分冊されたバージョンの方を指す言葉が「分冊版」です。

本来は内容が多いせいで大きくなりすぎた本を読みやすいようにいくつかに分けて製本し直したものを指す言葉でしたが、現在では漫画を1話ずつバラ売りするような形式のことを「分冊版」と呼んでいます。


「単行本」とは?

「単行本」とは、「単独で刊行される本」を意味する言葉です。

「単行本」の使い方

複数の内容を寄せ集めて作られる全集とは違い一人の作者やひとつの内容のみで構成された単独で成立している本が「単行本」です。

一般的には雑誌で連載された内容をまとめた本のことを「単行本」ということが多く、複数の作品が掲載されている雑誌とは違い単独の作品や内容のみで独立した本を指します。

「分冊版」と「単行本」の違い

ひとつの内容をいくつかに分割した本が「分冊版」、ひとつの内容のみで構成された単独で成立する本が「単行本」という違いで区別されます。

「単行本」の内容を分割して本にしたものや雑誌として複数の作品を一つにまとめずそれぞれの作品をバラバラに販売する形式が「分冊版」です。

「分冊版」の例文

・『漫画の分冊版を購入する』
・『分冊版の方が軽くて読みやすい』

「単行本」の例文

・『連載をまとめて単行本にする』
・『単行本化が難しい作品』

まとめ

「分冊版」「単行本」はどちらも本を指す言葉ですが表している内容は大きく異なります。

特に電子書籍でよく使われる表現なので正しい意味とそれぞれの違いを憶えておきましょう。

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