「もっとも」と「妥当」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「もっとも」と「妥当」の違いとは?違い

この記事では、「もっとも」「妥当」の違いを分かりやすく説明していきます。

「もっとも」とは?

もっともとは、その通りだと思われることをいいます。

道理にかなっており、なるほどと頷くようなことを表しています。

漢字では「尤も」と書きます。

もっともは「最も」と書くこともありますが、この場合には他と比べてどれよりも勝っていることを表します。

「最も人口が多い」などの使い方をします。


「妥当」とは?

妥当とは、適切であることや実情によく当てはまっていることをいいます。

また、その様子を表すこともあります。

妥当と書いて「だとう」と読みます。

妥当の「妥」には「穏やか、やすらか」といった意味があり、「当」には「あてはまる」という意味があります。

ビジネスシーンでは、「妥当な判断」などの言い回しがよく使われます。


「もっとも」と「妥当」の違い

もっともはその通りだと思われるようなことで、妥当は適切であることを表しています。

もっともには道理にかなっているというニュアンスがあり、納得できるという意味で用いられます。

妥当は実情によく当てはまっているものの、道理にかなうとかなるほどと頷くといったニュアンスはありません。

「もっとも」の例文

・『山田さんのおっしゃることはもっともですが、若い世代の方だと受け入れられないこともあるようです』
・『あなたが激怒するのももっともだと思います』
・『その心配はごもっともです』

「妥当」の例文

・『彼女が代表選手に選ばれたのは成績を考えると妥当です』
・『台風が接近していたので花火大会を中止したのは妥当な判断だと思います』
・『物価高に伴う大幅な値上げは妥当といえるでしょうか』

まとめ

もっともも妥当も当てはまっていることを表す言葉です。

もっともはその通りだと思われることを表していて、妥当は実情によく合っていることを表しています。

もっともには道理にかなうというニュアンスが含まれます。

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