「やはり」と「確かに」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「やはり」と「確かに」の違いとは?違い

この記事では、「やはり」「確かに」の違いを分かりやすく説明していきます。

「やはり」とは?

漢字では「矢張り」と表記する「やはり」とは、「他のものなどと比べて違いがみられない」さまや「予想したとおりになる」様子などを示す言葉です。

同じ意味をもつカジュアルな表現として「やっぱり」ないし「やっぱし」などという語句が使われており、ビジネスシーンにおいては「結局」もしくは「期待通り」などというニュアンスで使用されています。


「確かに」とは?

「確かに」とは、「あることが確実である」さまや「はっきりとしていて間違いない」様子などを示す言葉です。

「その通りです」または「異議はありません」などという意味合いで用いられており、より丁寧に表現する場合は「おっしゃる通りでございます」などという言い回しが使われています。


「やはり」と「確かに」の違い

「やはり」「確かに」は、どちらも「相手に同意を示す」際に使われている文言です。

双方の語句がもっている意味は一部似てはいますが、「以前起こったことや一般的な例などと比べた時にほとんど変化がない」などというニュアンスで使われている「やはり」と、「信頼に値することや正確であると判断した」場合に使われる「確かに」では、厳密には使われる場面や状況などは異なっていると言えるでしょう。

「やはり」の例文

・『話題になっているこの本はやはりとても面白い内容でした』
・『やはり多くの人が想像どおりの展開になってきましたね』

「確かに」の例文

・『昨日確かに会社帰りの駅前で彼女を見かけたのですが』
・『確かに彼が言っていることは正しいですが、納得することはできません』

まとめ

「やはり」「確かに」は、どちらの言葉も「他と同様に」などという意味合いで使われている文言です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら上手に使い分けるようにしましょう。

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