「装身具」と「装飾品」はどちらも装いのために使うものを指す言葉です。
2つの言葉の違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、「装身具」と「装飾品」の違いを解説します。
「装身具」とは?
「装身具」とは、「装いのために体や衣服につける付属品」を指す言葉です。
「装身具」の使い方
人は自分の身を飾りおしゃれにするためにさまざまなものを身にまといます。
服や帽子など機能性を備えたものではない純粋に装いのために身につけるものを「装身具」といいます。
一般的には見た目のために身に付けるもの全般を指しますが必要に迫られて使うものは含みません。
実用ではなく装いのためだけに人の体や衣服につけるものを指す言葉です。
「装飾品」とは?
「装飾品」とは、「飾り立てるために使う物品」を意味する言葉です。
「装飾品」の使い方
色や配置を工夫するなど手を加えて見栄えを良くし美しく見せること「飾る」といいます。
「装飾品」とは飾るために使われる物品を指す言葉です。
装着すると華やかになったり見栄えが改善されたりするものが「装飾品」であり、基本的には実用性や機能性を求めて使うものではありません。
見た目を良くするためだけに使うものが「装飾品」です。
「装身具」と「装飾品」の違い
「装身具」と「装飾品」の違いは「装いの対象」です。
どちらも装い飾るための物品を指しますが「装身具」は人が身に付けるものを指すのに対し、「装飾品」は人以外に対しても使います。
ネックレスやブローチなどは飾るために人が身につけるものなので「装身具」であると同時に「装飾品」です。
家の壁に飾るタペストリーは人が身に付けるものではないので「装身具」ではありませんが家を飾るための物品なので「装飾品」に含まれます。
「装身具」の例文
・『指輪は装身具の一種である』
・『検査の時は装身具を全て外さなくてはならない』
「装飾品」の例文
・『美しい装飾品で飾り立てる』
・『店内は装飾品で美しく彩られている』
まとめ
「装身具」と「装飾品」はよく似た意味を持つ言葉ですが飾り立てる対象で区別されます。
はっきりとした基準があるので混同しないように注意しましょう。