「自認書」と「始末書」には、どのような内容の違いがあるのでしょうか。
この記事では、「自認書」と「始末書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自認書」とは?
「自分で認め書く」と書いて、「自認書」。
その漢字の意味通り、「自認」には、自分で認めることを意味し、自分で認めることを書面にしたものが「自認書」となります。
自分がしたことを自分自身で認め、一切の言い訳をしないということを認めたものとなります。
そのほか、車庫証明を取る際にも「自認書」が求められ、この場合は、自分自身が所有する車の保管場所があることを認めるものとなります。
「自認書」の言葉の使い方
「自認書」の場合、自分が行ったことを認め証明書にすることを意味します。
そのため、「不正を認め、自認書を書く」や「自認書を書き、事実を認めた」などといった形で用いられます。
「始末書」とは?
「始まりと末を書く」と書いて、「始末書」。
その漢字の通り、「始末」には、ものごとの始めと終わり。
ものごとの最終的な状況。
締めくくりといった意味があります。
そして、「始末書」自体の意味は、過ちを詫びるために事情を詳しく記し提出する書類となります。
過ちを詫びる際、事の始まりから末までの事実を記したものが「始末書」となります。
「始末書」の言葉の使い方
「始末書」は、過ちを詫びるために事情を詳しく記し提出する書類となります。
そのため、「始末書をとられる」や「始末書を提出する」、「始末書を書き許される」などといった形で用いられます。
「自認書」と「始末書」の違い
何か重大なミスや過ちを犯した際、そのことを正直に認め詫びる際に用いられる「自認書」と「始末書」。
この点においては共通の意味を持つ言葉となします。
ただし、「自認書」と「始末書」を比較した際、事の大きさは「自認書」の方が大きく、決して、言い逃れできません。
反対に「始末書」の場合は、自分のミスを認めながらも、そのミスの原因を転嫁することが可能で、言い逃れすることも可能になります。
まとめ
このように過ちの重さで比較した場合、「自認書」の方が重くなるといった違いがあります。