この記事では、「署員」と「所員」の違いを分かりやすく説明していきます。
「署員」とは?
署員は、しょいんと読むのが正解な言葉です。
漢字で表記されたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、役所とか、警察署等の略語である署の漢字に、一定の組織を構成する人等の意味を持つ員の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ署員は、署と名が付く役所に勤務している人を表すのです。
「署員」の言葉の使い方
署員は、署と付いて役所に勤めている人に対して使うべき言葉となっています。
具体的には、警察署や税務署、消防署等に勤務して働いている人を、この署員という言葉を使って表現するのです。
「所員」とは?
所員は、しょいんと読むべき言葉となっています。
文字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、特定の業務を行っている施設といった意味を持っている所の文字に、ある仕事に携わる人といった意味を所有する員の漢字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事から所員は、所と名の付く施設等に勤務している人を示します。
「所員」の言葉の使い方
所員は、所という名前が付いている場所で働いている人に用いる言葉です。
例えば研究所や事務所といった場所に勤務して、働いている人を、この所員という言葉を使って表します。
「署員」と「所員」の違い
署員と所員の漢字表記を並べれば、最初の漢字が署と所という形で違っている事に直ぐに気付く事が可能です。
所が2文字目は同じ員の漢字であり、どちらも同じ、しょいんという読み方をする上に、共に特定の場所に勤務する人という似た様な意味を持っている点が厄介だったりします。
とはいえ署員は、警察署や消防署といった様に、署という名前が付く役所に勤務して、働いている人を表すのです。
一方の所員の方は、研究所の様に所という名が付く場所に勤務している人を示します。
まとめ
2つの言葉は、最初の漢字に違いがあるものの、2文字目の漢字や読み方も同じで、持つ意味合いも似ている部分がある点がややこしいです。
ただし署員は、税務署や消防署といった様に、署という名が付く場所に勤務している人に対して使用する言葉となっています。
対する所員は、研究所や事務所等の様に、所という名が付く場所で勤務し働いている人を示す際に、用いるべき言葉です。