ヒットしたアニメ作品の内容や主題歌に関連する言葉として「紅蓮」というものがあります。
なんとなく赤い色なのだろうと思われますが、実際にはどういう色なのでしょうか。
また、「真紅」とはどう違うのでしょうか。
この記事では、「紅蓮」と「真紅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紅蓮」とは?
「紅蓮」とは、赤い色を表した言葉の一つで、もともとは「蓮の花の赤い色」で、のちに「炎の赤い色」であるという定義で使われています。
そもそも「蓮の花」は白やピンクがかったものが多いので、「炎の色」とはかなり違うと思われますが、実はここでいう「蓮」とは人間が転生した姿であり、花の色は人間の血液を示しているので、あまりない「赤い花」をイメージしています。
「真紅」とは?
「真紅」とは、赤い色を表した言葉の一つで、文字通り「真の紅」、すなわち「本当の赤いろ」という意味になります。
もともと「紅」と「赤」は同じ意味で使われることも多く、特に「真紅」に関しては同一で、これは「真赤」という言葉が存在しないことからもわかります。
「紅蓮」と「真紅」の違い
「紅蓮」と「真紅」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、「赤い色」あるいは「紅色」に関する言葉であるのは同じですが、微妙にその色が違います。
簡単に言えば「鮮やかな深い赤」が「真紅」であり、「多少深いオレンジに近い深い赤」が「紅蓮」であると言えます。
これは、「紅蓮」が「炎の色」であることからの定義です。
ただ、色の定義に関してはいろいろな見方があり、一つには決められない部分があるので、ここで説明したことはあくまでも一例にすぎません。
まとめ
この記事では、「紅蓮」と「真紅」の違いを、解説してきました。
序文でも述べた主題歌の名前は「紅蓮華」ですが、この言葉はもともとは仏教用語で、亡くなった人が「蓮の花」に生まれ変わることができるという考え方から来ています。
このように仏教用語には「蓮」に関する逸話が多いのが特徴です。