「推理」と「推測」の違いとは?分かりやすく解釈

「推理」と「推測」の違いとは?違い

この記事では、「推理」「推測」の違いを分かりやすく説明していきます。

「推理(すいり)」とは?

「推理」には以下の意味が含まれています。

「ある事実に基づき、まだ明らかになっていない事柄を推し量ること」「論理学において、前提から結論を導き出す思考作用」「推理」の類義語には「推論」「類推」などがあります。


「推理」の使い方

「推理」は名詞としてや、動詞として「推理する」というように使われています。


「推測(すいそく)」とは?

「推測」とは、「ある事柄に基づいて推量すること」を意味する言葉です。

「推測」の類義語には「推察」「推量」「推定」「推断」などがあります。

「推測」の使い方

「推測」は名詞としてや、動詞として「推測する」というように使われています。

「推理」と「推測」の違い

「推測」は単に「対象について推し量ること」という意味を表すのに対して、「推理」「対象について、その時点でまだ明らかになっていないことや知られていないことを事実に基づいて推し量る」という意味を表します。

したがって、2語は字面は似ていますが、微妙に異なるニュアンスが含まれています。

「推理」の例文

・『断片的な事実をまとめて、犯人が誰かを推理してみる』
・『シャーロックホームズは優れた推理能力で事件を解決する名探偵である』
・『専門家が数学的見地から推理した結果を発表した』
・『ベストセラーとなった推理小説が、この度、映画化されることになった』

「推測」の例文

・『今回のトラブルについて、自分なりに推測をしてみた』
・『危険を推測できていれば、この事故は回避できていたはずだ』
・『報告された内容を調査した結果、事故ではなく犯罪の可能性が推測された』
・『この事例は専門家の知識を持ってしても、推測が難しい』

まとめ

「推理」「ある事実に基づき、まだ明らかになっていない事柄を推し量ること」「論理学において、前提から結論を導き出す思考作用」という意味を含める言葉です。

「推測」とは、「ある事柄に基づいて推量すること」を意味する言葉です。

「推測」は単に「対象について推し量ること」という意味を表すのに対して、「推理」「対象について、その時点でまだ明らかになっていないことや知られていないことを事実に基づいて推し量る」という意味を表します。

違い
違い比較辞典