「ケーブル」と「コード」の違いとは?分かりやすく解釈

「ケーブル」と「コード」の違いとは?違い

この記事では、「ケーブル」「コード」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ケーブル」とは?

「ケーブル」は、電力を流す中心線に柔らかく、耐久性が高い絶縁体を巻き付けて、カバーで覆ったのが「ケーブル」で、中にある中心線が圧迫されないよう工夫された電線になります。

「ケーブル」の利点は、圧迫に強いことで、圧迫された際、内部の中心線と絶縁体がつぶれるという事態が起きない点が利点ですが、カバーが損傷し、カバーが鋭利な刃物になると、途端に内部の線を傷つけ火災の原因になるので、カバーが損傷した場合、廃棄という流れを取るのが安全な扱い方です。


「コード」とは?

「コード」は、電力が通じる線に絶縁体を巻き付けてコーティングしたものを「コード」と言います。

「コード」は、圧迫されることに弱く、保護機構が絶縁体のみですから、絶縁体が損傷すると内部の電力線がむき出しになり、加熱の原因になります。

そして電力線同士が交差することで両者の電力線に電流がぶつかりショートという現象を起こすので、「コード」は、耐久性が低い分安価です。

なので、「電気コード」というのは、カバーという防御機構が存在しておらず、絶縁体自体が硬く柔軟性がないので絶縁体が折れれば、内部の電力線にダメージが入るという欠点があります。


「ケーブル」と「コード」の違い

両者の違いは、電力線の耐久性の違いです。

「ケーブル」は、絶縁体自体が柔らかく柔軟性に富んでおり、曲がっても案外内部の電力線を傷つけません。

一方、「コード」は、絶縁体が硬く、折れた場合には、電力線を傷つけます。

そして、「ケーブル」は、電力線を保護するためのカバーというものがあり、電力線をショートから守るための構造がありますが、「コード」の場合、カバーという概念がなく、絶縁体のみが内部の電力線を保護します。

まとめ

「ケーブル」については、ショートという問題が課題となり生まれた電力線で、内部構造に電力線を保護する絶縁体と絶縁体自体が圧迫されて潰れないようにするカバーという概念があります。

逆に、「コード」は、絶影体こそ電力線を包み込んでいるのですが、絶縁体自体を守る構造がなく、絶縁体が損傷すれば、内部の電力線にダメージが入り、「ケーブル」のほうが耐久性や作りにおいては安全を重視した造りとなるのです。

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