この記事では、「図星」と「的中」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
スキルアップや勉強などをしている方は、この記事をしっかりと読むことで、更に言葉に対しての理解度が深まっていくことでしょう。
「図星」の意味
それでは「図星」(ずぼし)の意味からご説明致します。
「図星」の意味としては、基本的に人から痛いところを指された場合に、その内容がまさに的中しているという意味になります。
「図星」の使い方
次は「図星」の使い方を説明していきます。
「図星」の言葉を使う時は、人から痛いところを突かれてしまった時、その突かれた内容が的中している場合に使うのが一般的です。
使い方の方は、「甥っ子に、働けと言われて何も言えなくなってしまった。それは図星を突かれたからだ」
このように痛いところをバッサリと突かれてしまった時のことを表す際の使い方が、最も適した使い方になるのです。
もっと使い方を詳しくみていくために、次は例文を書いていきます。
「図星」を使った例文
「図星」を用いた例文を書いていきます。
ひとつひとつを参考がてら見ていってください。
・『親に言われてしまったことは図星である』
・『図星の事を言われて、いたたまれない気持ちになった』
・『仕事をサボる暇があるなら、仕事の勉強でもすればいいのに。と部長に言われてしまい、まさに図星だと思った』
・『非常に痛いところを突かれてしまい、図星と認めざる得なかった』
・『この出鱈目の出勤表は、先週のものを上手く書き換えただけだろと言われてしまった。図星なので反論できなかった』
「図星」を用いた例文を書かせていただきましたが、これはあくまでも例文です。
この例文を役立てるには、文法や単語などを入れ替えることで変化していきますので、その変化を楽しむのも言葉を勉強する醍醐味と言っても過言ではないのです。
「図星」の類語
それでは「図星」の類語を解説する項目に突入です。
「図星」の類語としては、「的」(まと)や「ターゲット」、「耳の痛い」「グサリとくる」「心にくる」などが類語になるでしょう。
これらの類語の意味は、他人から指された内容がまさにその通りという意味や意味合いで使うものばかりです。
類語の方も覚えておくと、様々な使い方ができるようになっていきます。
「図星」の対義語
この項目では「図星」の対義語を取り上げてみることとします。
「図星」の対義語としては、「奥歯に物が挟まるような言い方」という言葉が対義語と考えました。
「図星」は、相手に対してストレートに言ってほしくないであろう内容を言うことです。
しかしながら、「奥歯に物が挟まるような言い方」というのは、オブラートに包み、相手に対して表現することです。
対義語の方も押さえておくと、楽しく使える場が増えるのです。
「的中」の意味
ここでは「的中」(てきちゅう)の意味をご説明致します。
「的中」の意味としては、基本的な意味としては、自分が物事や相手の行動を予想したり、予感がはたらき、それらが思ったようにあたるという意味を持ちます。
もうひとつの意味は、放った砲弾や弾が、目標物や人に命中する際にも使います。
「的中」の意味は、2つの意味を持っているのです。
「的中」の使い方
ここに至っては、「的中」の使い方の解説に入っていきます。
「的中」を使う時は、放った砲弾や弾が目標に命中した際や、予感や予想が自分の思い描いていた通りのシナリオになる際に使うものです。
それでは「的中」の使い方を見ていくこととしましょう。
「競馬の予想が的中し、万馬券となった」という使い方は、競馬好きの人の予想が的中し、大儲けしたということを表しているのです。
そして、「魚雷が敵輸送船に的中し、撃沈した」
この使い方は、放った魚雷が敵の輸送船に的中して、あっという間に沈んでいったということを意味しているのです。
使い方をよく理解しておいてください。
もっと理解を深めたいと考えていただけた方は、メモなどをしておくと休憩時間などに、目を通すことができます。
「的中」を使った例文
次は「的中」を使った例文を書きます。
・『予感が的中した』
・『予想が的中してしまった』
・『弾が敵の兵隊に的中したようだ』
・『嫌な予感だけは的中してしまう』
・『ギャンブルでの予想は的中しない方が多い』(否定文) これらが「的中」を使った例文になります。
「的中」の類語
ここでは「的中」の類語を取り上げます。
「的中」の類語は、「ビンゴ」「命中」「ヒット」などが類語になります。
これらの類語の意味としては、予想や予感、放った弾などが命中したり、場合によって流行るという意味合いとしても使います。
類語の方も解釈しておくと、言葉を使う幅がどんどん拡がっていきますので、類語もしっかりと見ておいてください。
「的中」の対義語
「的中」の対義語を調査した結果、「外れる」(はずれる)や「ハズレ」などが対義語として成立します。
これらの対義語の意味としては、予想や予感が当たらないという意味になります。
「図星」と「的中」の違い
ここでは「図星」と「的中」の違いを取り上げてみましょう。
「図星」というのは、相手から痛いところを突かれた場合や、ストレートに表現された際にショックを受けるという意味です。
また、「的中」というのは、予想・予感が当たり自分の思った通りになったという意味になります。
撃たれた弾が敵に当たるという時にも使います。
以上が「図星」と「的中」の違いになります。
「図星」と「的中」の使い方の違い
最後に「図星」と「的中」の使い方の違いの解説に入ります。
「図星」を使う場合は、相手から泣き所にストレートパンチを食らった時に使います。
よって、「息子にお金もないのに、見栄を張って車なんか買うからだと言われてしまい、図星だったため潔く謝罪した」という使い方が分かりやすい使い方です。
「的中」を使ってみる時は、予想や予感が当たった際や、撃たれた弾などが相手に命中した際に使います。
使い方としては、「私の嫌な予感は的中してしまった」という使い方と、「戦艦の撃った弾が、島に的中した」などという使い方ができます。
この他の使い方に関しては、自分のスキルアップを目指してご自分で色々を試行錯誤してみてください。
まとめ
まとめは、「図星」というのは相手から痛いところをストレートに表現されたという意味で使います。
また、「的中」の場合は、予想や予感が当たったり、放った弾などが目標に着弾する際に使う言葉になるのです。