この記事では、「意義」と「異議」と「異義」の違いを分かりやすく説明していきます。
「意義」とは?
物事が行われ、それが存在するのにふさわしい優れた価値や重要性という意味合いがあり、「意義のある会議だった」、「参加することに意義がある」「これ以上続ける意義がない」「意義のある内容にしたい」などの使い方があります。
感想として使う要素があり過去現在の言葉として使うことが多く見られますが、目的・目標として未来を対象にも使うことが出来ます。
会社など組織を運営するには意義が必要と言え、税金の意義など、理由という言葉をさらに積極的に進めたニュアンスで使われるケースもあり、非常に意義があるという強調した使い方も可能です。
意義がないことは無意義と表記することが可能です。
「異議」とは?
異なる意見や違った議論を指し、ある意見に対し、それを不服とする反対意見がよく使われています。
日本の司法制度における不服申立ての一種で、裁判のシーンでイメージされる異議ありはこの言葉で、反対であるという意思を明確に示して自分の意見を述べるという方向に進みます。
異議申立制度は特許の申請においてのシーン(却下)自賠責保険の支払いへの異議など申請や支払いに関するプロセスに対して設定されていることが多いです。
「異議申し立て」「異義を発表する」などどの使い方があります。
「異義」とは
ことなった意義や意味。
他と違った議論や意見。
また、相手の期待したものとは反対の意志を表わすことなどの意味があります。
同音異義語の異義は同じ発音で意味が異なる言葉という意味になります。
異なる考え方を発表する際に異義を発表するというケースもありますが、異議と重なる部分があるケースも有り、実際に発音も同じということもありますが、異義のほうがやや使われていない言葉と言えます。
「国語辞典で異義を調べる」「異義を封じるすきのない意見」「異義にも採用すべき利点がある」などの使い方があります。
「意義」と「異議」と「異義」の違い
すべていぎと読み、「意義」が最もポジティブな意味合いがある言葉で、物事を実行や存在するのにふさわしい優れた価値や重要性と言う意味があり、「意義のある練習だった」などという使い方があります。
異議は反対意見という意味合いの言葉で、ダム建設に対し異議がたくさん出たなどの使い方があり、意義とは用途が大きく異なります。
異義は異なる意味ということでいどうという言葉で移動と異動、医道などの意味があるのは同音異義語と呼ばれます。
異義は別の意見という意味合いとしては反対意見と言うほどではないが流れの違う意見ということが出来るでしょう。
まとめ
「意義」と「異議」と「異義」は意義が意味合いの良さもあり最もよく使われている言葉といえ、異議は異議申し立てなどの役割で幅広く使われますが、異義は異議と意味が若干違うもののやや近い意味でもあり、混同しかねない言葉でもあるためか使用例が少なめとなっています。