この記事では、「帰宅」【きたく】と「帰社」【きしゃ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「帰宅」とは?意味
会社で働いていた社員が仕事を終えて家に帰ることを「帰宅」【きたく】といいます。
学校から生徒が家に帰る、部活を終えた者が「帰宅」するといった具合に使うわけです。
ビジネスシーンでは、社員が家に帰ることを「退社」と言うことが一般的であるため、主に、この言葉を使う場面は学校や塾から生徒が家に帰ったことを表します。
教師や講師はすでに子どもが建物を出て、家に帰ったことを親に伝えるときに「帰宅しました」と伝えて安心させるのです。
「帰社」とは?意味
社員が取引先での仕事を終えた後、会社に戻ることを「帰社」【きしゃ】といいます。
「帰る」と「会社」の漢字からそれぞれ「帰」と「社」をとり、掛け合わせた言葉であり、会社で商談した取引先が働く場所に「帰社」したときの尊敬表現ともなる言葉です。
最近はメールで「帰社連絡」する所も増えていて、わざわざ上司と会わずに報告できる便利なシステムを導入しています。
「帰宅」と「帰社」の違い
「帰宅」と「帰社」の違いを、分かりやすく解説します。
学校やセミナー、買い物など幅広い状況から用事を済ませて家に帰ることを「帰宅」といいます。
その日は二度と教室や塾に戻らず、家で1日を終えるという状況を伝えるときに「帰宅メール」をして報告すれば、教師や講師など受け取った側が安心するでしょう。
また、営業に行ったり、出張先から会社に戻って無事仕事を終えて上司や同僚に報告することを「帰社」といいます。
取引先から特定の社員に電話が入ったとき、あいにく営業に行かない状態であれば「○○は何時頃に帰社予定」と具体的に伝えて、その時連絡してほしいと伝えるとき使う言葉です。
「帰宅」の例文
・『心配性の塾の講師に電話で帰宅したことを報告した』
・『学校が終わった後は、明るい道を通って帰宅する』
「帰社」の例文
・『営業が無事終わり、会社に帰社したことを上司に報告した』
・『出張先から上司に連絡して、具体的な帰社時間を伝えた』
まとめ
どちらも自分が用事を済ませた後、帰ることを意味する言葉ですが、普段の生活で使われているか、ビジネスシーンで使うか違いがありますので、使い方を学んでみるといいでしょう。