「公衆」と「大衆」の違いとは?分かりやすく解釈

「公衆」と「大衆」の違いとは?違い

この記事では、「公衆」【こうしゅう】と「大衆」【たいしゅう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「公衆」とは?意味

社会で活躍する人々を指すのが「公衆」【こうしゅう】です。

「公衆の面前」といえば人々が集まる前であることを表し、大勢いる前で注意されたり、階段を踏み外すなどの恥ずかしい行為はその場から逃げ出したくなるでしょう。

「公衆電話」は多くの人が使うものであり、誰でもお金を払えば自由に使えるといった意味を含みます。


「大衆」とは?意味

不特定多数の人々という意味があるのが「大衆」【たいしゅう】です。

「大衆受け」と使うときはかなり多くの人々が関心を寄せて受け入れているものや考え方という意味があります。

「大衆居酒屋」は給料がさほど高くなく、庶民でも気軽に食べられる料理ばかりを提供する店になるわけです。

このように、一般人向けのものであることを表すときに使われています。


「公衆」と「大衆」の違い

「公衆」「大衆」の違いを、分かりやすく解説します。

共通する物事に興味を持ち、感心する集団を「公衆」と呼び、自由に多くの人が使う場所を指すときに使われている言葉です。

誰でも気軽に入れる雰囲気があり、安い食べ物が揃う飲食店を「公衆食堂」といって気軽に利用します。

また、多くの人が興味を持つときは「公衆が関心を持つ話題」というわけです。

もう一方の「大衆」は、ほとんどの人が受け入れたいと思う行為や考え方、店、着るものなど幅広いものを表すとき使います。

「公衆」の例文

・『公衆の面前で彼氏が裸になってふざけるので、見てみぬふりをした』
・『料理が安い大衆食堂があったが、店主が病気になって閉店した』

「大衆」の例文

・『大衆受けを狙った題材を取り上げた番組が高視聴率を叩き出す』
・『仲がいい部下とは大衆食堂で楽しく会話をしながら酒を飲む』

まとめ

どちらも人々という意味がある言葉ですが、使い方に違いがありますので、自分なりに意味をよく比較してからうまく使い分けてみるといいでしょう。

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