「ご照覧」と「ご笑覧」の違いとは?分かりやすく解釈

「ご照覧」と「ご笑覧」の違いとは?違い

この記事では、「ご照覧」【ごしょうらん】と「ご笑覧」【ごしょうらん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「ご照覧」とは?意味

物事をはっきり見ることを「ご照覧」【ごしょうらん】といいます。

明らかに目の前のものを見て、その内容を受け入れるといったときに使うわけです。

照らし合わせて閲覧するといった意味がある「照覧」「ご」を付けることで、職場でも使える丁寧な言葉になるため、目上の者に文章をしっかり読んでもらって受け入れてもらいます。


「ご笑覧」とは?意味

堂々とした態度で物事をはっきり見ることを「ご笑覧」【ごしょうらん】といいます。

はっきり目の前のものを見て、その内容を楽しむといった意味がある言葉です。

思わず笑ってしまうようなものを見たときは、「笑って結構です」といった意味を込めているものを渡します。

とくに、自分が描いた面白い漫画や文章を目上の人に見せるとき、遠慮なく「笑ってください」と伝えるのです。


「ご照覧」と「ご笑覧」の違い

「ご照覧」「ご笑覧」の違いを、分かりやすく解説します。

はっきり目で見てほしいと目上の人に対して伝えることを「ご照覧」といいます。

たいていは「神もご照覧あれ」と言葉を述べてから、その後に何をはっきり見るか取り上げて書く形で使われている言葉です。

もう一方の「ご笑覧」は、失笑して笑えるものを目上の人に見せたとき、「どうぞ笑ってやってください」と失礼なく丁寧な言葉で伝えるとき使われています。

親しい人に対しては「ご笑覧あれ」といって、「笑っていいですよ」と伝えられる言葉です。

「ご照覧」の例文

・『神もご照覧あってか、20年間も川が氾濫していない』
・『神様もご照覧あれ、人を見た目で判断したことはない』

「ご笑覧」の例文

・『趣味で撮った猫の写真をご笑覧ください』
・『今から人真似するので、とくとご笑覧あれ』

まとめ

まったく同じ読み方する言葉を2つご紹介しましたが、意味がまったく異なりますので、自分なりにうまく状況に応じて使い方を工夫してみるといいでしょう。

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