「話に上がる」と「取り沙汰される」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「話に上がる」と「取り沙汰される」の違いとは?違い

この記事では、「話に上がる」「取り沙汰される」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「話に上がる」とは?

会話しているとき、ふと気になる事柄が出て、どのような経緯になったか話すことを「話に上がる」【はなしにあがる】といいます。

ほとんど人々の記憶から忘れていた課題を思い出したとき、「あの問題はどうなったか」と持ち上がり、みなで議論するのです。

例えば、留学に行った友人はどうしているか、潰れた後の店はどうなったかといった話など日常的に会話される内容が上がります。


「取り沙汰される」とは?

世間ではほとんど持ち上がらない事柄に目が向けられて、話題になることを「取り沙汰される」【とりざたされる】といいます。

一般的にほとんど興味をもたれず、見向きもされない噂話をあえて取り上げてはみなで議論するのです。

それだけ気になるニュースや話題を話し合うところに焦点を当てています。

このように、今巷で話題になっていることや、評判の良い話題をみなで話して盛り上がるのです。


「話に上がる」と「取り沙汰される」の違い

ここでは「話に上がる」「取り沙汰される」の違いを、分かりやすく解説します。

何気ない友人の話や、気になる日常的な事柄が持ち上がることを「話に上がる」といいます。

それだけ気になっている事を持ち出して盛り上がるのです。

もう一方の「取り沙汰される」は、人々の間で話題になっている話や問題を取り上げて話します。

それだけ多くの人が気になる問題を話して盛り上がるために取り上げるのです。

「話に上がる」よりも、深刻な話や事件といった真面目な話をします。

「話に上がる」の例文

・『海外に移り住んだ後輩の生活について話に上がる』
・『商品開発の予算についてどうするか話に上がった』

「取り沙汰される」の例文

・『上司から部下への暴力について取り沙汰される』
・『放火を繰り返していた男の今後が取り沙汰される』

まとめ

気になる話を取り上げる点は同じですが、どのようなときどう使うか学び、うまく状況により使い分けてみるのもいい学習方法になります。

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