この記事では、「朝顔」と「昼顔」の違いを分かりやすく説明していきます。
「朝顔」とは?
「朝顔(アサガオ)」とは、ヒルガオ科サツマイモ属に分類されている蔓(つる)性一年草のことを表しています。
「アサガオ」は「牽牛花」の漢字表記もあります。
「朝顔」の開花時期は7月〜9月頃で、漏斗形の花が咲きます。
花は朝開いて、午後にしぼみます。
「朝顔」は観賞用の他、種子は「牽牛子(ケニゴシ・ケンゴシ)」の生薬名で、薬用に用いられています。
「昼顔」とは?
「昼顔(ヒルガオ)」とは、ヒルガオ科ヒルガオ属に属している蔓性多年草のことを意味しています。
原産は日本で、朝に花が咲き、夕方しぼむ一日花です。
昼に花がしぼまないことから、この名前が付けられました。
「昼顔」の開花時期は6月〜8月頃で、淡い桃色の漏斗状の花が咲きます。
花の中央は白く、径は5㎝〜6㎝程度です。
「昼顔」は薬用植物でもあり、生薬名は「旋花(センカ)」です。
また、食用にもなります。
「朝顔」と「昼顔」の違い
「朝顔」と「昼顔」の違いを、分かりやすく解説します。
「朝顔」はサツマイモ属ですが、「昼顔」はヒルガオ属に属しています。
また、「朝顔」は朝に花が咲いて、午後にしぼみますが、「昼顔」は夕方まで咲いています。
「朝顔」と「昼顔」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「朝顔」の別称には、「小朝顔(コアサガオ)」などがあります。
また、「朝顔」の英語表記は「Japanese morning glory」、「picotee morning glory」などになります。
そして、「昼顔」には、「オオヒルガオ」、「オコリバナ」などの別名があります。
さらに、「昼顔」は英語で「False bindweed」などと表記します。
今回は「朝顔」と「昼顔」の意味や違いなどについて述べてきました。
「朝顔」と「昼顔」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。