「追い込む」と「追い詰める」の違いとは?分かりやすく解釈

「追い込む」と「追い詰める」の違いとは?違い

この記事では、「追い込む」【おいこむ】と「追い詰める」【おいつめる】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「追い込む」とは?意味

疑惑を持つ人をある状況に立たせて、深く反省させることを「追い込む」【おいこむ】といいます。

例えば、法律を使って他社に対して賄賂を渡し、仕事を増やしていた企業が起こした事件の真実を探るため、逃げ場がない状況にまで問い詰めることで本当のことを白状させて裁くのです。

しっかり「追い込む」ことで、動揺した者はつい隠していたことを口に出すこともあるわけです。


「追い詰める」とは?意味

相手がもうこれ以上逃げられない所にまで追い込むことを「追い詰める」【おいつめる】といいます。

例えば、店の商品を盗んだ者が逃げたとき、それ以上は逃げられない場所にまで追い、勘弁してほしいと反省して商品を返すまで説教するわけです。

また、事件を起こした犯人が本当のことを言うまで追求していき、本当のことを白状させるといった場面で使われています。


「追い込む」と「追い詰める」の違い

「追い込む」「追い詰める」の違いを、分かりやすく解説します。

特定の人物や企業が隠している真実を何らかの方法を使って逃げられない場所に立たせ、反省させるという状況にすることを「追い込む」といいます。

もう一方の「追い詰める」は、相手がもう勘弁してほしいと深く反省するまで精神的、心理的に追い込むことを意味します。

とくに、悪いことをしたとき反省させ、本当のことを言わせたいと思うとき使われている行為でもあるのです。

「追い込む」の例文

・『会社の金を横領した社長を調査して、牢屋に追い込んだ』
・『野生動物を塀にまで追い込むことで捕獲に成功した』

「追い詰める」の例文

・『暴れる犯人を壁に追い詰めて、逃げられないようにした』
・『万引き犯を精神的に追い詰めて、深く反省させた』

まとめ

どちらも特定の者を逃げられない所にまでしっかり追うことで、深く反省させるといった意味になる言葉です。

状況に応じて、どちらを使えば言葉の意味をうまく使えるかを自分なりに考えてみるといいでしょう。

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