この記事では、「萩原」と「荻原」の違いを分かりやすく説明していきます。
「萩原(はぎわら/はぎはら)」とは?
「萩原」とは「姓氏の1つ」です。
「萩原」姓の人数は全国約116000人、全国順位177位、東京都、群馬県、埼玉県に多く、後には同じ関東地方の県や関西地方の一部の県に分布が見られます。
また、山梨県では「萩原(はぎはら)」と読むのが主流のようです。
「萩原」姓の由来ですが、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)、宇多天皇の皇子「敦実親王」を祖とする源氏(宇多源氏)、村上天皇の流れを汲む村上源氏、そのほか、卜部氏、小野氏、菅原氏、三枝氏など多くのルーツが見られます。
ちなみに、「萩」とは「マメ科ハギ属」に分類される植物であり、秋の七草の1つに数えられています。
「荻原(おぎわら/おぎはら)」とは?
「荻原」とは「姓氏の1つ」です。
「荻原」姓の人数は全国人数約38300人、全国順位513位、特に東日本に多く分布しており、長野県、東京都、埼玉県、後には同じ関東地方の県や愛知県、北海道が続きます。
「荻原」姓の由来ですが、岡山県北東部の美作、清和天皇の子孫で源姓を賜った土岐氏流、甲斐に起源を持つ武田氏流、村上天皇の流れを汲む村上源氏、三枝氏など様々なルーツが見られます。
ちなみに、「荻」とは「イネ科ススキ属」に分類される植物です。
「萩原」と「荻原」の違い
「萩原」と「荻原」はどちらも「姓氏の1つ」になります。
読みも字体もソックリなため、混同されがちですが、両者は全く別の姓です。
見分け方としては「萩」は字体の左下部が「禾」になっていますが、「荻」は字体の左下部が「けものへん」になっています。
まとめ
・「萩原(はぎわら/はぎはら)」と「荻原(おぎわら/おぎはら)」はどちらも姓氏の1つです。
読みや字体が似ていますが、両者は全く違う姓氏なので混同しないように注意しましょう。