「稟議」と「決裁」の違いとは?分かりやすく解釈

「稟議」と「決裁」の違いとは?違い

この記事では、「稟議」「決裁」の違いを分かりやすく説明していきます。

「稟議」とは?

「稟議」とは上層部へと何かを求め承認を依頼することです。

普通は現場で働いている一般社員がなにかの許可を得たい場合には上司に許可を求めます。

しかし現場の仕事を効率化するための機械やシステムを導入して欲しいなど自身や上司の一存では決められないことの場合、こういった理由で何々を必要としていますという「稟議」を出して上司やその更に上の相手に承認を求めます。

「稟議」の内容が承認され実現されるには直属の上司から経営を担う上層部にまで「稟議」の内容を承認してもらわなければなりません。


「決裁」とは?

「決裁」とは上位の決定権を持っている人が部下から出された案に許可するか却下するかを決めることです。

これは直接上司と部下の関係にある場合だけでなく、社員が課長を通して部長に許可を求めるように、間に何人か挟むような「稟議」をどうするかも含まれます。

一般社員とチーフなどの肩書的に比較的近い間柄での許可にも使って問題ない言葉ですが、仰々しい言葉であり経営陣など上層部が下す許可や不許可というニュアンスを含めて使われることもあるでしょう。


「稟議」と「決裁」の違い

「稟議」「決裁」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の権限にあまることを上長や上層部にまで許可を求めることが「稟議」で、上位の権限を持つ人が部下の案に対して可否を決めることが「決裁」です。

「稟議」する際には直属の上司だけでなく関係者や上層部にまで許可を求め、案を出した人と一番偉い人以外にも少なくとも数人が関わることになります。

それに対して「決裁」は上司が直属の部下に許可を出すことなど当人同士で話が収まることも多いです。

まとめ

部下が上司や更にその上までに許可を求めることが「稟議」で、上長が許可か不許可を決めることが「決裁」です。

そのため「稟議」があれば承認されるかどうかに関わらず必ず「決裁」もありますが、「稟議」「決裁」は完全に別のものと言えます。

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