この記事では、「いくらの塩漬け」と「いくらの醤油漬け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いくらの塩漬け」とは?
塩に漬けると卵が収縮し、小さくなるのが「いくらの塩漬け」【いくらのしおづけ】です。
水分が抜ければ味が濃くなり、濃厚なすじこ状態になります。
塩によって水分がほどよく抜けるため旨味が濃く、凝縮されてご飯にとても合うおかずになるのです。
作り方は、鮭の卵をほぐしてから50度以上に温めたお湯の中に入れてゆっくり回した後、ザルに入れて湯を切り、水気を切っておきます。
冷水にさらしながら手で混ぜれば卵に巻きついた膜がきれいに取れていくわけです。
最後にみりんと酒を煮たところに塩と水を入れて漬け込み、味が染みたら食べ頃になります。
「いくらの醤油漬け」とは?
醤油に鮭の卵を漬けたものを「いくらの醤油漬け」【いくらのしょうゆづけ】といいます。
使う醤油はいくらの赤色が茶色く染まらないものを使うため、卵の甘みが強く出た味付けになるわけです。
ときに、水あめも入れて甘みを足し、佃煮のようにご飯と合う味にします。
作り方としては、水にみりんや砂糖、お酒、醤油を入れて軽く煮立たせておき、そこにほぐしたいくらを入れて2時間程度漬け込めれば完成です。
「いくらの塩漬け」と「いくらの醤油漬け」の違い
「いくらの塩漬け」と「いくらの醤油漬け」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの食品は一つの塊であった鮭の卵をお湯でほぐし、みりんとお酒を入れて煮た塩の中に漬け込む方法で作られているのが「いくらの塩漬け」です。
食材の旨味を感じられ、いくらの本来の味を堪能できます。
醤油を使っていないので、カルパッチョ、ちらし寿司、酢の物などにもよく合います。
もう一方の「いくらの醤油漬け」には醤油と砂糖、水あめといった甘味料を多めに入れて、甘く味付けするところが違うです。
ご飯のおかずとしてもよく食べられていたり、茶碗蒸しや豆腐にかけても合います。
まとめ
鮭の卵を使った食品を2種類ご紹介しましたが、塩か醤油に漬け込むかの違いがあります。
画像やメーカーの公式サイトで、異なる点を比較してみるといいでしょう。