この記事では、「暴力」と「暴行」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「暴力」とは?
一方的に相手を力で倒しては優越感に浸るのが「暴力」【ぼうりょく】です。
顔を殴ったり、腕をつねる、足で立っている人を倒して踏みつけるといった行為はまさに暴れて力で押さえつけるといった「暴力」になるのです。
他にも叩く、頭突きする、棒で殴るといった行為も当てはまり、身体に力を加えていくやり方を指します。
たいていは力が強い者が弱い相手を力で支配させるために殴ったり、蹴る行為でぶつけるのです。
「暴行」とは?
叩いたり、蹴るといった暴力行為を「暴行」【ぼうこう】といいます。
男性が女性に暴力を振るうことを「婦女暴行」といい、暴行罪として訴えられるのです。
他にも光りを目に当てて視力を低下させたり、音によって耳を悪くさせた、熱で火傷を負わせたといった行為も「暴行」になります。
このように、直接手や足で危害を加える他にも触らずにして危害を加える行為も当てはまる言葉です。
「暴力」と「暴行」の違い
ここでは「暴力」と「暴行」の違いを、分かりやすく解説します。
力で相手に痛みを与えて辛い目に遭わせたり、わざと辛い気持ちにさせる行為を「暴力」といいます。
立場が上の者が必要以上に力を与えて支配したり、嫌がることを受け入れさせるのです。
もう一方の「暴行」は打ったり、足で踏むといった暴力的な行為や、物を投げたり、性的に危害を加えるといった殴る蹴る以外の暴力も当てはまります。
「暴力」の例文
・『気に食わないとすぐ暴力に訴える生徒と向き合った』
・『暴力教師から生徒を殴ったり、給食を減らす体罰を受けた』
「暴行」の例文
・『いきなり傘を投げてきた女性を暴行罪で取り押さえた』
・『施設に入居するお年寄りに暴行して骨折させて逮捕された』
まとめ
痛みを与える行為を2つご紹介しましたが、意味に違いがあります。
どのように使えばいいか考えて、どういった行為のとき使うか学んでみるといいでしょう。