「色即是空」と「空即是色」の違いとは?分かりやすく解釈

「色即是空」と「空即是色」の違いとは?違い

この記事では、「色即是空」「空即是色」の違いを分かりやすく説明していきます。

「色即是空」とは?

「色即是空」は、仏教の考え方で、どのような物でも時代に合わせて変化していくという意味です。

なお、「色即是空」は、仏教の基本的な考えで初期に習う原則のようなものでした。

ここからさらに仏教の教えにてどのような物でも時代に応じて変化することから、変化した物がどうなるかという考えにシフトするのが「空即是色」という考えです。


「空即是色」とは?

「空即是色」は、仏教の基本の教えから更なる教えにシフトアップした考えのことです。

仏教の基本の原則は、時代に応じて変化することですが、変化した後どうなるかというのがこの教えになります。

なお、変化した後どうなるかという教えですが、時代に適応した物はその時代においては適合し、認識されるとしています。

逆に、変化した後、誰からも見向きもされなかったものは、時代から取り残され、認識もされず忘れられるというのが「空即是色」です。


「色即是空」と「空即是色」の違い

両者の違いは、仏教の基本において原則であるか原則から更なる考えにシフトアップしたかです。

「色即是空」は、仏教の基本でどのような物でも時代に応じて変化することを意味します。

そのうえで、変化したものが時代に適応して認知されることを「空即是色」というので、これは「空即是色」が成り立つのは、「色即是空」あっての物です。

逆を言えば、変化せず、かつ変化しても認識されない場合もあり得るため、「空即是色」は、適応した物がどうなるかに焦点を置いているのです。

まとめ

「色即是空」については、仏教の基本の原理で簡単に言えば、時代に応じて変化することを意味します。

そのうえで、変化したものはどうなるのかな?という疑問を考えて答えとしたのが「空即是色」でこの考えは、時代に応じて変化したものは周りから気に入られて認識されるか、されないかのいずれかだということです。

なお、仏教とか宗教では、忘れられること=死であると称しているため、「空即是色」にて、認知されなかったもの=死となります。

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