「露呈」と「露出」の違いとは?分かりやすく解釈

「露呈」と「露出」の違いとは?違い

この記事では、「露呈」「露出」の違いを分かりやすく説明していきます。

「露呈」とは?

「露呈」「ろてい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「隠れていた事柄が、表に現れること」という意味で、人に知られない様にしていたものが表に出て見えてしまうことです。

2つ目は「さらけ出すこと」という意味で、今まで隠していたものを、人にはっきりと見える様にあえてすることです。


「露呈」の言葉の使い方

「露呈」は名詞として「露呈する・した」と使われることが多くなります。

「露」「つゆ」「あらわ」とも読み、元は「水滴」という意味ですが、「雨ざらしで濡れること」という意味で使われる様になり、更に変化して「むきだしにする・あらわれる・さらけ出す」という意味になりました。

「呈」「差し出す」「隠さずに表し出す・現れる」という意味、「露呈」「隠さずにさらけ出すにすること」になります。


「露出」とは?

「露出」「ろしゅつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「表に見える様に出ること」という意味で、内側にあったものを、はっきり見える様に現し出すことです。

2つ目は「マスコミに取り上げられること」という意味で、タレントなどがテレビや雑誌などに出演する機会が増えることです。

3つ目は「カメラで、シャッターを開閉して、センサーに光を当てること」という意味です。

「露出」の言葉の使い方

「露出」は名詞として「露出する・した」「露出させる・させた」「露出狂」などと使われます。

「露」「むきだしにする・あらわれる・さらけ出す」という意味、「出」「でる」とも読み「内から外へ動く」「現れる」という意味、「露出」「内から外へむき出しになって現れること」になります。

「露呈」と「露出」の違い

「露呈」「隠さずにさらけ出すこと」です。

「露出」「内から外へむき出しになって現れること」です。

「露呈」の例文

「露呈」の例文は以下の通りです。

・『お家の恥を露呈する』
・『フラれて本性を露呈する』
・『自分の無知さを露呈する』

「露出」の例文

「露出」の例文は以下の通りです。

・『夏は肌を露出する機会が増える』
・『車のカバーが劣化して車体が露出する』
・『あのアイドルは最近メディアへの露出が減った』

まとめ

今回は「露呈」「露出」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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