駐車場の少ない繁華街で頭の痛い問題が「路上駐車」と「駐車違反」です。
ドライバーも歩行者も厄介なこの二つ、いったいどこが違うのでしょうか今回は、「路上駐車」と「駐車違反」の違いを解説します。
「路上駐車」とは?
「路上駐車」とは、「道路上に車を駐車すること」を意味する言葉です。
「路上駐車」の使い方
車両が継続的な停止状態にあることを「駐車」といいます。
一時的な停止状態ですぐに動かせる状態を表す「停車」とは異なり長い時間車が停まっていてすぐに動かせない状態が駐車です。
人や車両が往来する道路上に車を駐車する行為を「路上駐車」といいます。
敷地内や駐車場などとは異なり交通の妨げになることから一部の認められた場所以外では危険を招きかねない迷惑行為に当たります。
「駐車違反」とは?
「駐車違反」とは、「駐車が禁止されている場所に駐車してしまう交通違反」です。
「駐車違反」の使い方
交通法規に反する違反行為を指す言葉で、駐車が認められていない場所に車両を駐車する行為を指します。
駐車禁止区域に指定されている場所のほか坂の頂上付近や消防施設の近辺など禁止区域に車を駐車すると「駐車違反」として取り締まりの対象になります。
「路上駐車」と「駐車違反」の違い
「路上駐車」と「駐車違反」の違いは「違法性」です。
「路上駐車」は路上に駐車する行為全般を指すのでパーキングメーターでの駐車など合法なものも含まれるのに対し、「駐車違反」は駐車禁止を破った違反行為を指します。
全ての「路上駐車」のうちルールを守らないものが「駐車違反」です。
「路上駐車」の例文
・『パーキングメーターが設置されているので路上駐車しても問題ない』
・『路上駐車は渋滞の原因になる』
「駐車違反」の例文
・『駐車違反で取り締まりの対象になった』
・『交差点から5メートル以内に駐車すると駐車違反になる』
まとめ
「路上駐車」と「駐車違反」は似ているようでで全く違う言葉です。
法律が関わるくるので正しく意味を理解して使い分けてください。