ロックバンドのドラム担当のメンバーは、ほとんどの場合は、周りにたくさん置いたドラムセットをすべて叩くことになりますが、マーチングバンドの場合はその中の一つを持ち運んで叩きます。
このとき、なぜか「大太鼓」、「中太鼓」、「小太鼓」という呼び方をします。
その中で最もなじみが薄いのが「中太鼓」というものです。
それでは、この「中太鼓」とはどういう意味でしょうか。
また、「小太鼓」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「中太鼓」と「小太鼓」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中太鼓」とは?
「中太鼓」とは、マーチングバンドの「太鼓隊」が持つ、打楽器の一つで、「小太鼓」と「大太鼓」の中間の音のものです。
原語では「タムタム」と呼ばれ、「小太鼓」に比べて胴部分が長いのが特徴です。
音の高さによっていくつかの種類があり、必要なものに持ち替えるか、複数をつなげて使用します。
「小太鼓」とは?
「小太鼓」とは、マーチングバンドにおける、打楽器の一つで、一般的には最も高い音を出すものです。
「スネア・ドラム」とも呼ばれ、ロックバンドなどのドラムセットではプレイヤーに一番近いところにセットされており、アクセントのリズムを刻むために使われます。
裏側に張られた「響線(スナッピー)」という金属線が動くことによって独特の響きを追加することができます。
「中太鼓」と「小太鼓」の違い
「中太鼓」と「小太鼓」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、一般的なマーチングバンドにおける「太鼓」の種類であることは同じですが、基本的には音の高さと、響きが違います。
つまり、「小太鼓」よりも「中太鼓」のほうが音が低く、「中太鼓」には、いくつかの音の高さがあります。
そして、最も大きな違いは「小太鼓」のは底面に「響線」と呼ばれるワイヤーが張ってあることです。
まとめ
この記事では、「中太鼓」と「小太鼓」の違いを、解説してきました。
この呼び方ですが、アメリカのマーチングバンドではどうなのでしょうか。
当然ですが、呼び方は英語なので、す前述すたような英語表現が使われます。
マーチングバンドの「打楽器隊」のことは「drumline」と呼び、今回ご紹介したもの意外だと「大太鼓」の「bass drums」、日本でも「シンバル」と呼ばれている「cymbals」、「ティンパニ」や「マレット」などもあります。