「美術館」と「博物館」の違いとは?分かりやすく解釈

「美術館」と「博物館」の違いとは?違い

この記事では、「美術館」【びじゅつかん】と「博物館」【はくぶつかん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「美術館」とは?意味

美術に関した芸術作品を、魅力的に見えるよう展示する施設を「美術館」【びじゅつかん】といいます。

画家が描いた美しい自然や、戦争を題材にしたもの、現代アートなどさまざまな分野の絵画を人が見やすい高さに並べるわけです。

明かりの角度や照明の強さも考えて、絵がより見やすくなるよう考えていたり、その時代ごとに展示する場所を区分けしています。

「美術館」によって館内に展示するものに違いがあり、日本画のみ、洋画だけと分けている場合もあるので、その中から好きな分野の作品を選んで楽しめるのが「美術館」の良さです。


「博物館」とは?意味

国の文化に関した資料を集めて展示して公開するのが「博物館」【はくぶつかん】といいます。

民俗の営みに関する資料を集めて、見る人にどのような生活を送っていたか分かりやすく展示する施設であり、当時の風習や食事、服などを詳しく展示して学ばせるのも大事な目的です。

歴史が学べるよう年表を分かりやすく書いたものを展示する、蝋人形を使って当時の人々の行動を見せる「博物館」もあるなど来館した人に当時を再現して伝えます。

日本では仏像を展示した「博物館」が多く、関連した資料を展示するわけです。


「美術館」と「博物館」の違い

「美術館」「博物館」の違いを、分かりやすく解説します。

芸術家が作り出した美術品を展示して公開するのが「美術館」です。

その時代を生きた画家が自分の思考を元に描いた絵を展示したり、社会に訴えるべく突き出した彫刻や銅像、その土地にある木や土を使って生み出した工芸品を見やすく展示します。

もう一方の「博物館」は、その土地から出土した資料や人々の暮らしを分かりやすく展示して見せることが目的です。

また、その都道府県の自然の魅力を伝えたり、歴史を分かりやすく展示します。

まとめ

いろいろな美術品を集めて魅力的に展示するのが「美術館」であり、文化や民俗などの資料を公開するのが「博物館」であると覚えておくといいでしょう。

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