この記事では、「注入」と「注水」の違いを分かりやすく説明していきます。
「注入」とは?
「注入」は「ちゅうにゅう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「容器に液体などを流し込むこと」という意味で、あらかじめある入れ物に、液体などを足し入れることです。
2つ目は「多くのものを一か所に集中的に送り込むこと」という意味で、一度に大量のものを、ひとつところに入れ込むことです。
3つ目は「知識などを詰め込むこと」という意味で、一時的に脳を活性化させて多くのことを記憶させることです。
「注入」の言葉の使い方
「注入」は名詞として「注入する・した」「注入される・された」「注入口」などと使われます。
「注」は「そそ(ぐ)」とも読み、「液体を流し入れる」から転じて「ひとつところに集中させる」という意味、「入」は「い(れる)」とも読み、「ある区域や範囲の中にはいる」から転じて「中に入れる」という意味、「注入」で、「液体を容器に流し入れる」「ひとつところに集中して入れる」になります。
「注水」とは?
「注水」は「ちゅうすい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「水や液体を加え入れること」という意味で、今ある容器や入れ物の中に、水を流し入れることです。
2つ目は「水を流し掛けること」という意味で、上から水をかけて加えることです。
「注水」の言葉の使い方
「注水」は名詞として「注水する・した」「注水すすぎ」などと使われます。
「注」は「液体を流し入れる」という意味、「水」は「水・液体」という意味、「注水」で、「容器に液体を流し入れる」になります。
「注入」と「注水」の違い
「注入」は「液体を容器に流し入れること」「ひとつところに集中して入れること」です。
「注水」は「容器に液体を流し入れること」です。
「注入」の例文
「注入」の例文は以下の通りです。
・『カイロにベンジンを注入する』
・『復旧作業に全精力を注入する』
・『受験前にありったけの知識を注入する』
「注水」の例文
「注水」の例文は以下の通りです。
・『浴槽は自動注水になっている』
・『洗濯機を注水すすぎにセットする』
・『注水タンクを満タンにする』
まとめ
今回は「注入」と「注水」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。