この記事では、「散水栓」と「止水栓」の違いを分かりやすく説明していきます。
「散水栓」とは?
「散水栓」は、地面に備え付けてある水道栓のことでホースを取り付けて使用することで周囲に水を放水できる水道栓です。
なお、ホースを取り付けずとも使用できますが、水道から出る水は上向きに放水するため、手を洗ったり何かを洗うという際にはとても不便な放水栓になります。
これは、あくまで、「散水栓」が水を撒くというだけの水道栓なので快適性は求めていない水道栓になります。
「止水栓」とは?
「止水栓」は、元栓と異なり水道管にトラブルが生じた際、水道管内で水を止めるという仕組みです。
この仕組みを使用すれば、元栓を閉めに行かずとも、水道の水を一時的に止めて水道管の修理を可能とします。
なお「止水栓」は、トイレであればトイレの水道を引いている場所に設けてあり、水を使用して動作するもの一つ一つに備えてあるケースも多いです。
こうすることで、一つ一つの水道を使用して動作をするものが不具合を起こして水漏れが発生しても「止水栓」を止めれば、ほかの水道を使用して動作するものは、動作が可能で、元栓を占めて全部の水道を使用るものを止めるより効率的です。
「散水栓」と「止水栓」の違い
両者の違いは、水をまき散らかすために地中に備え付けた水道栓であるか、水をまき散らかさないように、水道を使用して動作するもの一つ一つを管理して水を止めようという考えで作られた水道栓であるかです。
「散水栓」は水を撒くことを重視した水道栓で、「止水栓」は、水を止めることを重視した水道栓になります。
まとめ
「散水栓」は、地面に水道栓を埋めて水を撒くために存在している水道栓です。
一方で、「止水栓」は、水道管を使用して動作するものから水漏れを防ぐために備え付ける安全装置のようなものになります。
なので、安全装置を各々の水道を使用して動作するものに取り付ければ、水漏れが発生した際、水漏れを起こしている施設だけを止めてほかの施設の水道を止める必要はなくなります。