空の雨の状態を表す語に、「雨模様」と「雨空」があります。
この記事では、「雨模様」と「雨空」の違いを分かりやすく説明していきます。
「雨模様」とは?
「雨模様(あめもよう・あまもよう)」とは、空がどんよりとしていて、今にも雨が降りだしそうな様子のことを言います。
「雨模様」と似た意味を持つ言葉としては、「あいにくの空模様」、「怪しい空模様」、あるいは「ぐずついた天気」などが挙げられます。
「雨空」とは?
「雨空(あまぞら)」とは、すでに雨が降っている空のこと、または雨が降りだしそうな空のことを表しています。
「雨空」と似ている言葉では、「雨降り」、「雨天」、または「雨」などがあります。
「雨模様」と「雨空」の違い
「雨模様」と「雨空」の違いを、分かりやすく解説します。
「雨模様」とは、今にも雨が降りだしそうな空のことを言います。
一方、「雨空」は、すでに雨が降っている空のことを表しています。
「雨模様」は今にも雨が降りだしそうな空で、まだ雨が降っていない状態を指し、「雨空」はすでに雨が降っている空の意味合いが強いので、この点が異なっています。
「雨模様」の例文
・『今日は一日雨模様なので、傘を持参していこう』
・『あいにくの雨模様となりましたが、予定通り開催いたします』
・『雨模様のどんよりとした日が続いていることもあり、洗濯物が乾きません』
・『昨日は雨模様でしたが、今日はスッキリと晴れて、青空が出ています』
「雨空」の例文
・『この雨空も、夜になると気温が下がって、雪に変わっていくでしょう』
・『連日、雨空が続き、梅雨明けはまだ先のようです』
・『予報通り、午後からは雨空になったようです』
・『雨空のため、遠くの山が霞(かす)んで見えます』
まとめ
「雨模様」は雨が降りそうな空と言う意味合いが強いですが、小雨が降ったり止んだりする時などにも使われることがあります。
また、「雨空」は実際に雨が降っている空のことですが、降りそうな空を表すこともあります。
雨はパラパラと降ったり、止んだりすることもあるので、そのような場合には「雨模様」と「雨空」の両方があてはまるかもしれません。