ライセンス契約終了が波紋に!
この記事では、「創味シャンタン」と「ウェイパー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「創味シャンタン」とは?
1961年にめんつゆでお馴染み京都の「創味食品」が「創味シャンタンDX」名義の業務用中華調味料を販売開始。
1981年にOEMブランドとして「味覇」を販売する事になりました。
上湯スープが中華料理の定番として認知度が急速に上がったのは90年代のテレビ番組『料理の鉄人』。
需要は高まったもの「創味シャンタンDX」は基本的に業務用としてしか販売されていません。
しかしその節目が変わったのは2014年3月の味覇のチューブタイプの発売によるものでした。
これにより廣記商行との関係が悪化。
2015年4月からは中華調味料として一般向けに「創味シャンタンDX」が販売される様になりました。
「ウェイパー」とは?
販売名称は「味覇」。
2ちゃんねるの各板に存在する「炒飯つくるよ!」関連スレッドからその存在は爆発的に拡散していったと言っていいでしょう。
味覇を使うだけで炒飯だけでなく、簡単に街中華の味を再現可能。
街中華の業務用中華調味料としても使われており、同商品とラードを使えばより味はプロ仕様に近づくと言われるほどでした。
当初は缶による販売でしたが、2ちゃんねるを介して認知度が上がるとチューブ入りも販売される様になりました。
しかしこれが大きな波紋を呼ぶ事になります。
販売元は兵庫県神戸市に拠点をもつ「廣記商行」です。
「創味シャンタン」と「ウェイパー」の違い
「創味シャンタン」と「ウェイパー」の違いを、分かりやすく解説します。
2014年「三陽商会」と「バーバリー」、2016年「ヤマザキ」「ナビスコ」と同様の慣れ親しんだブランドのライセンス契約終了として大きく取り扱われる事になりました。
経緯としては廣記商行がチューブタイプの味覇を創味側に無断で他社に製造委託した事によるものです。
これにより2014年の一時期には味覇でも缶は創味、チューブは「アリアケジャパン」社の製造になったため、味が違うとネットで話題になるほどでした。
騒動も現在では収まり、「創味シャンタンDX」の缶・チューブ共に中身はかつての「味覇」になります。
対する「味覇」はアリアケジャパンが製造する“新味覇”と言っていいでしょう。
両商品を知っていて完全に別物と言う人もいれば、微妙な味の違いしか感じられないという人もいるのが現実。
原材料の違いやレシピは当然ながら公表されていませんが、多かれ少なかれ味の違いは誰もが感じられるレベルだと言えます。
まとめ
2014年に廣記商行が無断でチューブの「味覇」を他社に製造委託した事により創味食品とのライセンス契約が終了。
それによりかつての「味覇」を創味食品は「創味シャンタンDX」の商品名で販売しています。
「味覇」はアリアケジャパンが現在作っており、かつてのものとは味が違う“新味覇”だと言っていいでしょう。
厳密にいえば「シャンタンDX」の名前はかつての業務用を指したものでした。