「境」と「界」の違いとは?分かりやすく解釈

「境」と「界」の違いとは?違い

この記事では、「境」「界」の違いを分かりやすく説明していきます。

「境」とは?

「境」は、物や場所の区切り目のことで、場所と言えるものは何でもよいです。

たとえば、駐車場という場所であれば、駐車場の駐車線の間が区切り目なのでこれが「境」となります。

他にも、物であれば、電気自動車とガソリン車の「境」がハイブリッド自動車という具合に物の境目を意味します。


「界」とは?

「界」はそのものの中で中心であるという意味です。

つまり、業界の中であればその中で中心にあるという意味で、相撲であれば、「角界」という具合にそのものの中の中心というのがこの言葉の意味になります。


「境」と「界」の違い

両者の違いは、場所と言える物の区切り目であるという意味であるか、物事の中心であるかという意味の違いです。

「境」は、場所と言える物の区切り目を意味するので5つのセクターがあれば、その一つだというだけです。

一方、「界」は、セクターが4つあれば、その中心はどこだというのが「界」になります。

「境」の例文

・『生死の境を彷徨う』
・『自宅と隣の家の境目に洗濯ばさみが落ちる』

「界」の例文

・『アニメ業界の界隈で酷評される』
・『よそ様と自分の田んぼの界を調べる』

まとめ

「境」については、物とか場所の区切り目になり駐車場なんかで考えると意味が分かりやすく、駐車場の駐車線を超えたら相手の駐車スペースであるという考え方になります。

だから、「境」を超えたら相手の陣地に入ったとみなし、陣地が相手の所有物なら不法侵入という扱いになります。

一方、「界」は、中心であるという意味が多く知られていて、こちらは、「界隈」とか、「角界」という言葉で、自分たちが中心であると述べているのです。

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