この記事では、「共働き」と「共稼ぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「共働き」とは?
共働きとは、夫婦が共に就労して生計を立てることをいいます。
雇用形態は様々で、夫婦共に正社員としてフルタイムで働く場合もありますし、夫婦のうちどちらか、あるいは両方がパートタイムで働く場合もあります。
また、共働きというと夫婦が会社などに雇用されて働くことを指す場合が多いですが、個人事業主やフリーランスとして働く場合も含まれたりもします。
それから夫婦のうちどちらか一方が働く場合には、片働きといいます。
「共稼ぎ」とは?
共稼ぎとは、夫婦が共に就労して生計を立てることをいいます。
共稼ぎには、共に働いてそれぞれ稼ぐという意味があります。
「稼ぎ」はお金を稼ぐことを表しています。
共稼ぎは、江戸時代から使われていた言葉です。
ただし、近年はあまり使われなくなっています。
共稼ぎはあからさまにお金をもうけるというイメージがあるため、共働きと言い替えられるようになりました。
「共働き」と「共稼ぎ」の違い
共働きも共稼ぎも、夫婦が就労して生計を立てることをいいます。
意味に違いはありませんが、共稼ぎにはお金を稼ぐというニュアンスが含まれます。
そのため共稼ぎではなく、共働きという言葉の方が使われるようになってきました。
新聞やテレビのニュースなどでも、共稼ぎではなく共働きを使います。
「共働き」の例文
・『両親は共働きだったので、祖父母がよく私たちの面倒を見てくれました』
・『子どもが生まれてからも共働きを続けたいと思います』
「共稼ぎ」の例文
・『両親は共稼ぎで、いつも忙しくしていました』
・『うちは共稼ぎですが、どちらも非正規雇用なのでちっともお金が貯まりません』
まとめ
共働きも共稼ぎも夫婦が共に就労して生計を立てることです。
意味に違いはありませんが、共稼ぎにはお金を稼ぐというニュアンスが含まれます。
近年は共稼ぎではなく、共働きということが多いです。