「驚愕」と「仰天」の違いとは?分かりやすく解釈

「驚愕」と「仰天」の違いとは?違い

この記事では、「驚愕」「仰天」の違いを分かりやすく説明していきます。

「驚愕」とは?

「驚愕」は、非常に驚くという意味です。

そして、この言葉の対象は、自分とか相手という第3者を意味しますが、自分が仕掛け人になって非常に驚く発言をするという意味にはなりません。

「驚愕」は、あくまで、第3者の発言が非常に驚くような発言だとか、自分で言った発言に自分が驚くという意味で使用します。

つまり、自分が発言したことで第3者を驚かせるのは、「仰天」になるということです。


「仰天」とは?

「仰天」は、とても驚くことで、驚く内容についてはどのような物でもよいという特徴があります。

なので、急すぎるお給料アップでお給料が30万円以上プラスになったというのも「仰天」ですし、お給料がマイナス50万円になり、一か月のお給料が10万円くらいになったというマイナス側に驚くことも「仰天」です。

なお、「仰天」は、相手を驚かせるという意味もあるので仕掛け人であることも意味します。


「驚愕」と「仰天」の違い

両者の違いは、非常に驚くという意味であるか、非常に驚くという意味にプラスする形で、自分が仕掛け人になり周囲を驚かせるかです。

「驚愕」は驚くことを意味し、自分が仕掛け人になることはないです。

一方、「仰天」は、「仰天発言」のように自分が仕掛け人になることで周囲を驚かせるという意味があります。

「驚愕」の例文

・『驚愕のダイエット方法である』
・『驚愕の殺人事件である』

「仰天」の例文

・『仰天のダイエット方法を試す』
・『仰天の殺人事件だ』

まとめ

「驚愕」については、非常に驚くという意味で、マイナスの結果に驚くという意味で使用されることが多いです。

ですが、「驚愕」は、自分が仕掛け人になるという意味はないので、「驚愕発言」という言葉は自分が仕掛け人だといえません。

逆に、「仰天」は、自分を仕掛け人に仕立てて発言が可能なので、「仰天発言」をするといえば、自分で周囲を驚かせるために発言したという意味になります。

よって両者の違いは、「驚愕」は、自分が仕掛け人となり相手を驚かすという意味では使用せず、「仰天」がどちらにも驚かすとか驚かせるという意味で使用できます。

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