「アクシデント」と「ヒヤリハット」の違いとは?分かりやすく解釈

「アクシデント」と「ヒヤリハット」の違いとは?違い

この記事では、「アクシデント」「ヒヤリハット」の違いについて紹介します。

アクシデントとは?

アクシデントとは、思いがけない出来事や事故のことをいいます。

英語のaccidentをそのまま日本語にした言葉です。

日本では良くないことが起こった時に使用する言葉です。

日常会話でも用いられていますし、ビジネスシーン等でも使われています。

英語のaccidentには偶発的というニュアンスが含まれており、嬉しい出来事に対しても使用します。


ヒヤリハットとは?

ヒヤリハットとは、大きな事故や災害には至らなかったものの事故や災害につながりかねない事例のことをいいます。

実際に事故が起こった状況ではないので、見過ごされてしまうこともあります。

ヒヤリとしたり、ハッとしたりすることからヒヤリハットと呼ばれるようになりました。

1930年代に論文として発表されたハインリッヒの法則では、1つの重大な事故の前には300件のヒヤリハットがあるとされます。

この考え方は災害及び事故防止の観点から様々な現場で用いられるようになりました。

建築工事の現場などでも使われますし、医療や介護、保育の現場などでも使われています。


アクシデントとヒヤリハットの違い

アクシデントは実際に思わぬ出来事や事故が起きた状態ですが、ヒヤリハットはそこまで至っていません。

例えば育児中、保護者が目を離したすきに赤ちゃんがベランダに出てしまい転落する危険があったという時にはヒヤリハットになります。

怪我をするリスクはありましたが、実際には怪我をしていないからです。

ベランダから転落して大怪我をした時には、アクシデントとなります。

ヒヤリハットに気付いた時点でベランダに出られないように柵を設置するなど対策をとれば、アクシデントを防げることもあります。

まとめ

アクシデントは実際に起きた思いがけない出来事や事故のことをいい、ヒヤリハットは事故につながる一歩手前の事例のことをいいます。

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