「元々」と「元」の違いとは?分かりやすく解釈

「元々」と「元」の違いとは?違い

この記事では、「元々」「元」の違いを分かりやすく説明していきます。

「元々(もともと)」とは?

「元々」とは、「行動を起こす以前の状態と変わらないこと」「損にも得にもならないこと」などを意味する言葉です。


「元々」の使い方

「元々」は名詞や形容動詞、副詞として使われています。


「元(もと)」とは?

「元」には以下をはじめ、複数の意味が含まれています。

「物事の起こり」「始まり」
「基本」
「基礎」「根拠」「土台」
「原因」
「元手」「原価」「仕入れ値」
「原料」「材料」
「それを出したところ」「それが出てくること」
「根元」「付け根」
「筆や箸のうち、手に持つ部分」
「草や木の助数詞」
など。

「元」の使い方

「元」は名詞としてや、接尾語として使われています。

「元々」と「元」の違い

「元々」「行動を起こす以前の状態と変わらないこと」「損にも得にもならないこと」などを意味する名詞、形容動詞、副詞です。

対して、「元」「物事の起こり」「基本」をはじめ、多くの意味を含める名詞や接尾語になります。

「元々」の例文

・『どうせダメで元々だから、失敗を恐れずに踏み出そう』
・『彼は元々勉強熱心ではなかったが、友達に触発されて勉学に励むようになった』
・『彼女は元々内気な性格であったが、スポーツをやりはじめて活発になった』
・『この家は元々、小さな商いをしていたが、3代目の手腕により大富豪となった』

「元」の例文

・『問題解決へ導くためにはトラブルの元となった原因を調査しなくてはならない』
・『強引なやり方ではあるが、悪の元を断つためにはしかたがない』
・『事実を元に制作された映画が今話題となっている』
・『体の冷えは万病の元となるので、新陳代謝をあげることが大事である』

まとめ

「元々」「元」の間には含める意味や用法に主な違いがありました。

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