この記事では、「TOEIC」と「TOEFL」の違いについて紹介します。
TOEICとは?
TOEICとはTest of English for International Communicationの略で、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験のことをいいます。
世界共通の試験として開発され、日本を含め150か国以上で実施されています。
日本では、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が運営を担います。
5種類の試験があり、スコアを認定する制度が導入されています。
合格・不合格といった合否判定は行いません。
TOEICは、日常生活で用いられる英語の能力を測ることを目的とした試験です。
そのためコミュニケーション力を重視しています。
TOEFLとは?
TOELFとはTest of English as a Foreign Language略で、英語圏の大学や法人などで留学したり研究したりすることを目指す人を対象とした英語力を測定する試験です。
アメリカのNPOが運営を行っており、日本ではETS Japan合同会社が窓口となっています。
試験はリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4つで構成されていて、英語の能力がスコアとして判定される仕組みです。
大学入試や国際機関の採用試験などにも用いられています。
TOEICとTOEFLの違い
TOEICは日常生活やビジネスシーンで使用する英語の能力を測る試験で、コミュニケーション力が重視されます。
それに対してTOEFLは、英語で学べる能力があるかを判定する試験です。
英語で行われる大学の講義を理解できるのかといった指標になります。
そのため学術的なテーマが扱われることが多く、海外留学や国際機関への就職を目指す人に利用されています。
まとめ
日常生活やビジネスシーンでの英語力を測る試験がTOEICで、海外留学などを目指す人に多く利用されている試験がTOEFLです。