この記事では、「降格」と「降職」の違いを分かりやすく説明していきます。
「降格」とは?
降格とは、こうかくと読むのが正解な言葉です。
漢字表記されたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、位を下げるといった意味を持っている降の漢字に、地位や等級等の意味を有している格の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ降格は、地位や階級が下がる事を表すのです。
「降格」の言葉の使い方
降格は、会社内での地位を下位に引き下げる事を表す言葉として、使われています。
より具体的には会社内において、給与等級や職能資格を引き下げる事に対して、降格処分といった様にこの言葉を使用して表現したりするのです。
「降職」とは?
降職は、こうしょくという読み方をすべき言葉となっています。
文字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、地位が下がるといった意味の降の文字に、暮らしのための仕事といった意味がある職の文字を付け加える事で、誕生した言葉です。
以上の事から降職は、役職とか地位を下げる事を示します。
「降職」の言葉の使い方
降職は、社員としての職位を解いてより下位の職位にしてしまう事を示す際に、用いられる言葉です。
例えば部長から係長に職位が下がる際等に、この降職といった言葉が使用されています。
「降格」と「降職」の違い
降格と降職の漢字表記を並べれば、2文字目の漢字に、格と職という明確な違いがある事に気付く事が可能です。
所が最初の漢字は同じ降であり、どちらも会社等での地位が下がる事を表します。
ただし表現する意味合いには違いがあり、降格は、会社内での等級が下げられるといった意味を表すのです。
一方の降職は、役職に就いている人物が下の地位が下げられる、といった意味を示します。
まとめ
2つの言葉は、最初に同じ降の漢字が使われているものの、2文字目に漢字の違いがある事で、示す意味合いにも相違点が生まれているのです。
ちなみに降格は、会社内で給与等級や職能資格等が引き下げられるといった意味に使われます。
対する降職は、役職やポストに就いている人物の、職位を下げるといった意味を示す際に、用いられる言葉です。
