負けを認めたときは「降参」と言いますか、それとも「降伏」と言いますか。
この記事では、「降参」と「降伏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「降参」とは?
戦いや争いに負け相手に従うことです。
また、厄介な事柄にほどこす手段がなく閉口するという意味もあります。
「降伏」とは?
戦いに負けて敵に服従するという意味です。
「降参」と「降伏」の違い
「降参」と「降伏」の違いを、分かりやすく解説します。
「降参」と「降伏」は両方とも争いに負けるという意味では同じですが、負けた後どういった状況になるかが違うため使われる場面も違ってきます。
「降参」は負けた後に必ず相手に従うという意味は強くないため色々な勝負の場面で使い、相手は人だけではなく自分では思い付かないような素晴らしいアイディア商品や難しい問題に対して使われることもあるでしょう。
「降伏」は伏するという漢字が使われていることもあり、負けた後は必ず相手に従うという意味が強くなります。
そのため小さな勝負事に使われることはなく戦争や内戦などで使われます。
「降参」の例文
「降参」の例文を紹介していきます。
・『私は宝の場所を示す難しい暗号には降参してしまいました』
「降参」は相手が人とは限らず暗号など解けない問題にも使われます。
暗号解読を諦めたということにはなりますが、誰かの指示に従うという意味はないため「降伏」は使えません。
「降伏」の例文
「降伏」の例文を紹介していきます。
・『太平洋戦争で日本はアメリカに降伏しました』
戦争で負けを認めるということは「降伏」し相手の要望に従わなければいけません。
そのため戦争が始まればどちらかが「降伏」するまで終わらず、終わることが難しくなります。
武力を行使した戦争なため「降参」には言い換えられません。
まとめ
「降参」と「降伏」は両方とも勝負に負けるという意味では同じですが、負けた後にどうなるかが違うため使う場面が違います。
「降参」も「降伏」も負けを認めることは悔しくやり切れない気持ちになりますが、その先は必ず絶望しかないとは限りません。
実力の差を認めて前向きに考えるようにしましょう。