この記事では、鉄道模型の「Nゲージ」と「HOゲージ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「Nゲージ」とは?
「Nゲージ」とは1/150スケールで作られた鉄道模型です。
車両の大きさは11から15センチメートルほどの小さい模型になります。
造形技術が向上しているので細部まで再現できるようになってきていますが、それでも細部のパーツやモールドが完璧に本来の車両を再現しきれていないものも多いです。
「Nゲージ」のNは1/150スケールにするとレールの幅が9ミリメートルになるので9の英語読みしたNineの頭文字が由来になっています。
「HOゲージ」とは?
「HOゲージ」とは1/80スケールで作られた鉄道模型です。
車両の大きさは24から30センチメートルほどで十分な迫力があります。
また細部まで作りこむのに十分な大きさがあるためパーツの一つひとつを取っても再現度が高く、より実物に近い造形の模型が多いのも特徴です。
「HOゲージ」の由来は元々1/43. 5スケールのOゲージという鉄道模型の規格があり、1/87スケールという規格で最初は作られていたのでハーフOゲージから「HOゲージ」という名前になりました。
鉄道模型の「Nゲージ」と「HOゲージ」の違い
「Nゲージ」と「HOゲージ」の違いを、分かりやすく解説します。
実際の鉄道車両をもとに1/150サイズで作られた模型が「Nゲージ」で、1/80サイズで作られた模型が「HOゲージ」です。
「Nゲージ」のほうが小さい分細部への作り込みが難しいため再現度が甘いことも多く、「HOゲージ」は比較的大きいことから細部まで拘って再現されている模型が多くあります。
まとめ
「Nゲージ」と「HOゲージ」の違いは単純な大きさというだけでなく技術的な問題から再現度にも違いが出てきます。
小さい分「Nゲージ」のほうが手頃な値段で鉄道模型入門に向いていますが、迫力と再現度を求めるようになると「HOゲージ」の方が魅力的に見えてくるでしょう。
