「野心」と「雄心」の違いとは?分かりやすく解釈

「野心」と「雄心」の違いとは?違い

この記事では、「野心」【やしん】と「雄心」【ゆうしん】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。

「野心」とは?意味

大きな望みを掲げたとき、その目標を達成したいという気持ちを「野心」【やしん】といいます。

何か高い目標を掲げて、それに向かって汗を流し、努力するという気持ちを表します。

そのさまは、まるで野生を走って獲物を獲とくしようとする肉食動物のようであり、勇ましく、力強さを感じさせます。

さまざまな望みはありますが、その中でもとくに大きな望みを叶えたいと思う気持ちを強く持ち、その目標に向かってひたすら前進する気持ちと行動を強く人に伝えることで、「野心的な人だ」と思わせて驚かせるわけです。


「雄心」とは?意味

勇敢な姿勢で目の前のことに挑む人の考えを意味するのが「雄心」【ゆうしん】です。

勇気に溢れた心を持って仕事に挑むその勇敢さを称える場面で使われている言葉です。

例えば、多くの人がしりごみしてしまうような場面であっても、勇気を持って助けたり、進んで先頭に立ち、人々に指示を与えられる人が見せる行動に感動したとき、「雄心を持つ人だ」と尊敬します。

男らしい勇ましさと奮い立つ心を強く感じられるそのさまを表すわけです。


「野心」と「雄心」の違い

「野心」「雄心」の違いを、分かりやすく解説します。

周囲のことなど気にせず、自分がやりたいと思ったことに突進していき、成し遂げたいと思う気持ちが「野心」です。

あえて難題に挑戦してみる考えを持って行動するその気持ちはとても力強さを感じさせ、周囲を圧倒させます。

もう一方の「雄心」は、勇敢さに焦点を当てている言葉であり、勇気を持って挑む姿勢がとても凛々しく、人のやる気にも火をつけるといった意味合いで使われている言葉です。

「野心」の例文

・『営業で1番いい成績を出したいと頑張る新入社員から野心を感じる』
・『弟はつねに野心を燃やして取り組む人なので、私も負けてられない』

「雄心」の例文

・『妹の雄心ある行動は、周囲に勇気を与えることになった』
・『災害で家が土砂に押し潰されたが、雄心を持つ兄は勇敢に行動した』

まとめ

どちらも前に進み、自分の株を上げる行動になる言葉ですが、どちらの方がより合ったものになるかを考えてから、自分なりにうまく使ってみるといいでしょう。

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